対象:住宅設備
遠藤 泰人
建築家
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気密と断熱の性能を上げることが一番重要です
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一番重要なことは、気密と断熱の性能です。断熱材そのものにかんしては、壁はかなりの性能がありますが、壁と同じ省エネ等級4では、天井は160ミリ必要です。
一般的には、壁に比べ、屋根あるいは天井は2倍の断熱性能が必要になります。
2階部分とのことですが、1階が暖房しないエリアでしたら床の断熱にもご注意下さい。
もしそのレベルの断熱材がきちんと施工されていて、気密性能もあげてあれば、熱源はほんの少しでかまいません。吹き抜け上部と床近くとの温度差は殆ど生じません。
その程度の断熱性能になれば、一般的には床暖房はなしでもかまいません。いれるとしても、ランニングコストは余りかからないことになります。導入コストで決定された方が良いかと思います。
エアコンを設置するとのことですので、暖房にはその熱源だけで十分だとは思っています。
気になるのは、東京ではグラスウールをつかって、断熱、気密性能をきちんと保持できる施工をする工務店が少ないことです。グラスウールの場合は防湿層が重要になってきます。北海道で建て売りでもやる程度の施工レベルが、東京ではちゃんとした工務店でも出来ないことが多いのです。大工さんがちゃんとやっても電気屋さんがいい加減だったりすることが多く見られます。
そういう意味では、グラスウールに限らず断熱施工を売りにしているところに工事をしてもらうことが出来れば一番です。
参考にして下さい。
評価・お礼
三河屋 さん
回答ありがとうございました。
省エネ等級4であれば断熱効果は期待できそうですね。
グラスウールは水に弱いとの話を聞きますし、しっかりと施工できる工務店を選ぶ必要がありますね。
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この回答の相談
新築の住宅を建築予定です。
2階部分に20帖のLDKを配置し、15帖のLD部分を勾配天井の吹き抜けにする予定です。
吹き抜けは寒いと聞くので床暖房は必須かと思います… [続きを読む]
三河屋さん (東京都/44歳/男性)
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