新築の家のウッドデッキについて

おはようございます。パウダーイエローの稲垣史朗です。

初めにウッドデッキはあれば何かと開放感があり便利ですのでお勧めいたします。

しかし、杉板材では経年変化が余りにも早く・・・メンテナンスと言うよりは、早ければ４~５年程度で朽ちてしまう場合があります。
ウッドデッキのメンテナンスを出来るだけ少なくするには、使用材としてはウリン材やイぺ材を使用されることをお勧めいたします。

本来、ウリン材は熱帯地方の水の中に堆積した木ですので・・・湿気や雨には最適の材質かと思わます。
しかし、予算的には杉板とは比較にならないくらい高価な材料となりますので・・・予算との兼ね合いになりますね！

おはようございます。
アーバンスケープというガーデン設計の中島と申します。
ウッドデッキは天然の木材を使用する場合、経年による変化がどんな木材でも起こります。
紫外線の影響でグレーっぽく変色したり、収縮によるヒビやささくれ、曲がりや反りなどが起こります。樹種によって程度がありますが、メンテナンスは必要です。

具体的には
定期的な塗装による色褪せへの対応。
ささくれなどを一旦電動紙やすり機（仕上げサンダーなどと呼ばれています。）での表面メンテナンス。
痛んだ部分があれば取替え。
などが対応策ですが、私がお客様にデッキを奨める時は人工部材にはメーカーの在庫期間が過ぎた後の補修が難しい。夏場の表面が熱い。など人工木材のデメリットも説明しています。

お庭やデッキなどはお施主様がお部屋とお庭をどう使うかが重要ですのでデッキを使うイメージが出来ないなら、設計士さんになぜ必要なのか疑問のまま工事を進めるのはおかしいですよ。
完成までお施主さんなのですから、気になる事は全てぶつけて見たほうがいいと思います。
私も周りの目が気になって使えないデッキは作る意味がないと思います。

せっかくのお庭です。設計士が苦手分野ならお庭の専門家に依頼するのもおすすめです。

エクステリア＆ガーデンのデザイン事務所 アーバンスケープ

http://www.urbanscape-labo.net/

茶ノ木の加藤と申します。

稲垣さんと同意見です。

まず、杉材は耐久性がありませんので、メンテナンスをしても、
持って5-6年でしょう。

ウッドデッキ材としては、ウリンが最も耐久性が高く、重厚感もあり
一生腐らない材料としてお勧めしますが、価格は施工まで入れて
平米単価で4万前後になります。

樹脂デッキは価格も高く、夏は熱くなり裸足で歩けないことや
見た目がいかにもプラスティックですので、お勧めしません。

庭先デッキは外構とも絡みますので、デッキなしで建物を引き渡し、
その後、使い勝手やライフスタイルを考慮して、専門業者に御依頼された方が、
いいものが出来ます。

引越し後は、意外に多くの出費が重なりますので、ウッドデッキは最後の
予算でいいと思います。 まず、家本体に集中してください。

すず様、はじめましてウッドデッキ専門施工会社テクノグリーンの新岡と申します。

ウッドデッキの耐久性は次の式でだいたい決まります。
この計算式は当社がウッドデッキを1200か所以上施工してきた経験と試験、実証実験を行ってきたデータをもとに割り出した独自の計算式です。

（Ａ+Ｂ+Ｃ）×Ｄ、これはＡ：木材の耐久度、Ｂ：施工方法（屋外での木組方法）Ｃ：設計（たわみ量を考慮した構造計算）、Ｄ：デッキ施工場所の環境条件です。
Ａ（1～5点）、Ｂ（0～3点）、Ｃ（0～2点）、Ｄ（0.5～2）。

今回の杉板はこのＡ項目では1.5点、防腐注入加工しても3点にしかなりません。

当社では14年以上の経験とＪＩＳの腐朽試験の結果から、5点満点のイペをお薦めします。

詳細は当社ホームページを参考にしてください。http://www.technogreen.jp/

またウッドデッキがリビング側にあれば思った以上に有効に利用されている方が当社お客様でも多いです。フェンス付きのウッドデッキにする事でお隣さんへの目隠しにもなると思います。

こんにちは。

まず、ウッドデッキが本当に必要かどうかはもう一度じっくり検討されたらいいと思います。施工は最後になると思いますので、まだ時間的な余裕はあると思います。実際に住まわれる方が使い方をイメージできないのではどうかと思います。極端な話、住み始めてからでもウッドデッキを施工することは可能です。（その場合、工期内ではありませんので工事費は割高になるかも知れませんが・・・）

木材については、皆さん仰るようにイペやウリンなどの南洋材が耐久性は高いと言えますがメリットばかりではないと思います。材質が非常に堅いので、足触りの感じが杉と比べると疲れやすいと思いますし、価格の問題もあります。それに南洋材ですので、地球規模で考えた場合の環境負荷（輸送エネルギーや違法伐採リスクなど）のことも気になります。杉は国産材ですので環境に優しい材料と言えます。耐久性も確かにイペやウリンと比べると劣りますが「しらた」ではなく「赤味」部分を使えば雨がかりのウッドデッキでも十分使用に耐えると私は思っています。木材は雨にかかることよりも、湿気に注意するべきだと思いますので、風通しを良くし常に乾いた状態を維持できる設計にすることや「ウッドロングエコ」など優れた天然系の防腐剤を使うこと、板の厚みを厚くすることなどで十分な耐久性を確保できると私は考えています。メンテナンスもほとんど必要ないと思います。

ウッドロングエコ http://www.mitsurouwax.com/cont02/index.html

http://sugakun.exblog.jp/

杉は、日本固有の樹木ですが
外国産材にも、杉と名のつく物があります

カナダ杉はカナディアンシーダー
米杉はダグラスファー、レッドシーダー

もし、建築士さんが、お客様の為に 分かりやすく 「杉」という表現を使ったとすれば、
話の食い違いになりますので、良く確認してみると良いでしょう。

カナダ杉、米杉 であれば、ウッドデッキ材には適しています。
南洋材のウリンやイペ程の耐久性はありませんが
風合いが柔らかく、防腐材入り塗料の塗装を定期的に行えば
長持ちします。


また、適正に人工乾燥・防腐処理された杉板であれば
ウッドデキ材としての活用も アリ かもしれませんね。
防腐技術は、進化していますから
それによって、国産材の有効活用がより活性化すれば
こんなに良いことはありません

「どんな杉板ですか？詳しく教えて下さい。」
「耐久性はありますか？」
など、設計士さんに率直に質問してみて下さい。

また、ウッドデッキに適したカナダ杉等での場合
施工価格は ２５，０００～３０，０００円／平米 を目安にして下さい
これよりも、極端に安い場合は、注意が必要です。
防腐処理された材料でも、相場は そのくらいだと思います。