対象:住宅設備
初めて質問させていただきます。
築年数の古い、小さな長屋(メゾネット)を購入いたしました。
1階がもと建具のお仕事場だったので、壁のない広々(といっても12畳程度)とした空間です。
そこに無垢のフローリングにしようと思っています。
パインほど柔らかくなく、カチカチの木とも違う「カバ」を候補にあげています。
無垢材の経年による色の変化を、10年20年楽しめればと思っているのですが、
ある方に「カバは、いい感じの飴色になるというより、ひたすら黄色みが強くなる感じだよ」
と言われ、悩んでいます。・・そうなのでしょうか?
樹種によって、やはり色の変化はだいぶちがうのもなのでしょうか。
どうぞ、教えてください。よろしくお願いします!
コトリコさん ( 東京都 / 女性 / 43歳 )
回答:2件

田口 継道
建築家
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樺材
私も国産無垢材の中ではカバが好みでよくつかいます。天然の木材は経年変化により変色しますが味わいがありよいものと思っています。一般的に木材は赤身部分と白太部分がありそれぞれに変色の色合いが違うようです。白太の方が黄色みが強いのかも知れませんが、出来るだけ赤身か桜色部分の材の色合いを揃えると赤身が増すようです。又変色の時間もまちまちです。参考になれば。建築家・田口継道
評価・お礼

コトリコさん
2011/03/10 09:09専門の方のお話が聞けてうれしいです。赤身、白太ですかー! 今プランナーの方と打ち合わせをしている段階なので、可能ならば赤身の材を多く使ってほしい旨を話してみようと思います。とても参考になりました。ありがとうございました!!

田口 継道
2011/03/10 10:04評価頂き有難うございました。此の頃は、オーダーで色を揃えるのはコスト的に高くなります。既成、無垢のカバ材が何種類かありますので、3社くらいの実物サンプルを取り寄せてもらいその中で気に入るのを選ぶのが良いとおもいます。なかなか最初から赤身の濃い物はないとおもいますが、有る物の中で出来るだけ濃い目の物を選んでおけばと思います。以上

関尾 英隆
工務店
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同じカバでもいろいろ違います
カバのフローリングは明るいクリーム色で壁の色を白にするととても清潔で明るいイメージになります。
おなじ「カバ」と言ってもカバザクラ、メープル、カエデなどゴッチャにされてしまっていたり、呼び方もいろいろです。産地によってもかなり色や肌に差があります。検討の際はサンプルを取り寄せて実際に見てから判断されることをお勧めします。
スギやマツ(パイン)などの針葉樹系のフローリングは経年変化でかなり飴色に変化します。カバなどの広葉樹フローリングは、それほど大きな色の変化はないように感じます。と言うよりも塗装に寄って色がかなり変わります。無塗装品はきれいな白色ですが、オイルや塗装をすると黄色身が強くなります。
写真は弊社事務所の床の写真です。いろいろなフローリングを敷いてあって比較が出来るようにしています。手前からチェリー、メープル、カバ、タモ、合板フローリング、カリン、チーク、チェリー、、、です。経年変化は気になるほどではないと思います。ご参考まで。
評価・お礼

コトリコさん
2011/03/10 11:17お答え、ありがとございました! 写真に見入ってしまいました。
「カバ」という呼び名の木材は一種類しかないと思っていました・・。木は奥が深いですね。
カバの肌触りがとてもよかったのでここのところこだわっていましたが、もっと視野を広げて検討してみようと思います。アドバイス参考にさせていただきます!
(現在のポイント:-pt)
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