おはようございます、ただいま膝の上で子供が寝ています。
天然カイロのようで大変に暖かいです。
昨日からの続き、小さな会社と会計について。
会計の粉飾は現預金残高に痕跡を残しやすい、という話を紹介中。
今日は現金残高について。
預金残高が誰の目から見ても明らかであるのに対して、
現金残高というのは実は中々にわかりづらいものです。
例えば現金出納帳をみると残高10万円と書いてある。
しかし本当に10万円の残高なのかは財布や金庫の中を実査して
みないことには分かりません。
例えば売上を隠しておいてそれを現金で回収してしまうと、
その流れを追うのは預金に比べて難しいのですね。
余談ですが、これは相続税のような資産税でも同様です。
手元に現金が多額にあるような場合、それをしっかりと資産計上して
いるかどうかは中々に把握しづらいものです。
現金の場合は
・費用と収益の対応関係
・残高の推移
この辺りが粉飾を見抜くポイントになってくるかと思われます。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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