おはようございます、今日は元号の日です。
令和も気が付いたら一年以上経ってしまいましたね・・・
複式簿記についてお話をしています。
仕訳について学び、会計ソフトを正しく使えれば、簿記の使い勝手はとても良くなります。
もうひとつ、取引という言葉について補足があります。
日常的に使う取引という言葉と、会計上の取引には少しだけ差があります。
例えば・・・
・3ヶ月後に商品を100個、単価10,000円で販売する取引をした(契約を結んだ)
一般的な意味では、これは立派な取引(契約)に該当します。
しかし、実際に商品を相手に手渡してはいないため、この時点で会計上の処理、仕訳は切りません。
・3ヶ月経って、相手に商品を手渡し、代金は1ヶ月後に振り込んでもらうことにした。
この時点で、相手には代金を支払う債務が、こちらは代金を受け取る債権が確定します。
ここで
売掛金(資産) 100万円 / 売上(収益) 100万円
という仕訳を切ります。
***
こんな感じで、会計上の取引という言葉の意味を把握しておくことも重要です。
「雇用契約」と「賃金支払の義務」なども、よくある事例です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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