おはようございます、今日はバカヤローの日です。
吉田茂さん、評価が色々と分かれる人です。
資金繰りについてお話をしています。
雑談としてイスラム金融に触れ、消費税との関係について考えています。
消費税という税法についてある程度理解が進むと、イスラム金融との相性が非常に悪いことがわかります。
詳細は省略をしますが、日本の消費税で考えると
・企業が金融機関に対して利息を50万円支払った
・企業が以前に金融機関に売却した商品について、50万円を上乗せして買い戻した
この2つは、まっっっっっっったく異なる意味を持つのです。
簡単にいうと、後者の取引を採用した方が、企業側には有利になる可能性があります。
(もっとも、金融機関側にはものすごく不利になるのですが)
一歩間違えると、上記の取引は日本の税制における租税回避行為とも取られかねない例です。
税務署さんがこの取引をみつけたら、まず指摘事項として挙がるだろうなぁ・・・と。
ただ、くどいようですがこれは「利息はだめよ」というイスラム教義を遵守するためのものです。
別に不正行為を働きたくてやっているわけではありません。
世界中の色々なバランスが変わってきてる昨今、イスラムに関する認識も日々変化しています。
日本国内でもイスラム金融が力を発揮する未来だって十分にあり得ます。
そのとき、税法が壁となる可能性もあるのかもな、と。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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