おはようございます、今日は金型の日です。
以前、製造業の基礎について学んだときに金型の重要性を再確認しました。
固定資産についてお話をしています。
減価償却費を軸に、利益と現金収支の違いについて確認をしています。
昨日は利益を計算しましたので、今日は現金収支を求めます。
***
※売上や費用はすべて現金決済をしているものとする。
◯問題
売上:900万円
減価償却費以外の費用:500万円
減価償却費:100万円
借入元本の返済:50万円
***
◯回答
現金収支 = 900万円 ー(500万円+50万円) = 350万円
現金収支は「収入 ー 支出」で計算できます。
上記の中で収入に該当するのは「売上」、より正確に言えば「売上代金の回収」です。
今回の設例では「売り上げたらすぐに現金で回収」しているので、そこにズレがありません。
そして支出に該当するのは「減価償却費以外の費用」と「借入元本の返済」です。
費用については、売上と同様すべて現金決済しているので、ズレません。
そして「借入元本の返済」は、費用ではないが支出であることは先日も確認をしました。
昨日計算をした利益は300万円でした。
つまり「利益 ≠ 現金収支」なんだな、ということを確認して頂きたい、というのが今回のお話の最大の肝です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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