おはようございます、今日は香りの記念日です。
個人的には芳香剤はあまり得意ではありません。
生活費と事業の関わりについてお話をしています。
倒産企業の決算書には2つのパターンがあることを紹介しました。
それぞれのパターンの実情について補足をします。
◯パターン1 決算書上、現金残高が少なく、社長借入が多い
この倒産の場合、予想されるのは
・社長さんはそれほど贅沢はしていなかった
・個人側の資産について、相当程度を仕事につぎ込んだと思われる
・業界の趨勢や取引先等の都合で業績が悪化したものと思われる
こんな感じでしょうか。
決算上、手元に現金がなく社長借入が多いということは、それだけ生活費を仕事につぎ込んだわけです。
多分社長さんとしては、なんとか仕事を潰さないように色々と努力をされたのだと思います。
しかし、その思いだけで業況が上向くのであれば苦労はありません。
どれだけ誠意をもって仕事をしても、駄目なものは駄目なのが厳しい現実です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
「経営」のコラム
気持ちよく、いきましょう(2021/01/11 07:01)
福利厚生、うまく使えればものすごく便利(2021/01/10 07:01)
生活費の事業経費化が可能ということ(やりすぎ注意)(2021/01/09 07:01)
福利厚生策の活用(2021/01/08 07:01)
結局、自分の希望する暮らしぶりに話が戻る(2021/01/07 07:01)
このコラムに類似したコラム
私生活の制御が駄目なら、事業も駄目じゃない?という視点 高橋 昌也 - 税理士(2020/11/24 07:00)
会社の帳面に、廃業の理由は出てきます 高橋 昌也 - 税理士(2020/07/22 07:00)
やりたいことを仕事にする 高橋 昌也 - 税理士(2018/11/14 07:00)
「現金が多い」「社長貸付が多い」倒産とは? 高橋 昌也 - 税理士(2018/10/31 07:00)
ある程度の結果が出てしまった場合が多い 高橋 昌也 - 税理士(2024/04/27 08:00)