おはようございます、今日は新聞広告の日です。
最近広報文書をよく作るのですが、改めて「人に知ってもらう」のは難しいです・・・
生活費と事業の関わりについてお話をしています。
資金繰りを考えるに辺り、利益と現金収支の違いについて簡単に確認をしました。
事業をやっていると、どうしても「どれだけの利益が出せたか?」が話題となりがちです。
しかし、こと事業の継続を考えた場合には利益以上に現金収支の方が重要です。
会計の世界ではこんな言葉があります。
・利益は解釈、現金収支は事実
実は利益というのは、ある程度恣意的に操作をすることが可能です。
売上の計上時期をズラす。
減価償却など費用処理について調整を行う。
脱法的な方法論でなく、適法の範囲内でもある程度の調整が可能なのです。
その点、現金収支は解釈が入り込む余地はありません。
なぜなら、預金通帳に100万円あれば、それは誰がみても100万円だからです。
そして、事業が潰れる理由はただ一つ。
「お金がないから潰れる」
よほどの特例的な廃業以外、基本はこれしか理由がありません。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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