最近、名刺をお渡しする機会が多かったので減りが早く。
所得税の基礎について。
税額控除の具体例として、住宅ローン控除を取り上げました。
注意が必要なのは、税額控除ですからそもそも税額がいくらあるのかがとても重要です。
仮に一年間の所得税額が15万円で、住宅ローン控除の額が20万円使えるとしたらどうなるでしょうか?
正解は「15万円だけ税額控除されてオシマイ」です。
よくある勘違いとして「住宅ローン残高の1%分だけお金が還ってくる」と思われている方がいます。
しかし、そもそも自分がいくらの税金を支払っているのかわかっていないと、とんだ勘違いを産みます。
実際には所得税だけではなく、住民税にも充当されたりします。
(これについてはその年度によって色々と取り扱いが違います)
何にせよ、まず控除前時点で自分がどれだけの税金を支払っているのかよく確認して頂きたいところです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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