小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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つい信頼してしまいがちな「人によって態度が変わる人」
周りの人たちと信頼関係を築くのは大事なことですが、これが会社である場合、特に責任が大きい立場にいる経営者や管理者といった人たちが信頼する相手を間違うと、これは大変まずいことになります。 私が見てきた中で、間違えてしまいがちな相手として、「人によって態度が変わる人」ということがあります。要は、自分に対する接し方は好ましいが、その他の人に対しては・・・? というような人です。 この典型...(続きを読む)
本当に「個人商店」から脱却したいなら・・・
中小零細のオーナー企業で、社長の「個人商店」からの脱却が課題とおっしゃる会社には、よく出会います。基本的には組織化があまりされていないような会社です。 もう少し具体的にいうと、コミュニケーションの主体が、「社長と社員の一対一」という形がほとんどで、それに対して社員同士の関係の方は少し希薄ということが多いように思います。 経営者を初めとして、個人商店のような体制のままではダメだという...(続きを読む)
結局損につながりやすくなる「その場しのぎ」
企業の不祥事などで行われる記者会見を見ていると、時折「その場しのぎ」のウソに見えてしまうような場面があります。 会見は社長や取締役といった責任者の方々が対応することが多いですが、ご自身が直接関与していないような場合であれば、あまり把握していない内容もあるでしょうし、多少は仕方がない面があるのかもしれませんが、世間からの見え方としては、ずいぶん損をしていると感じます。 「その場...(続きを読む)
不足がやる気につながる「欠乏動機」が効かない時代
いろいろな企業での課題をうかがう中で、「モチベーション(動機づけ)」というキーワードがテーマとして出てくることがよくあります。 組織で働く人たちのやる気を生み出す、モチベーションを高めるということは、私が関わるテーマの中でも重要なことの一つですが、最近はこのあたりの構造が変わってきていると言われています。 いろいろな要素がある中で、少し前から言われていることの一つに、「ハングリー精...(続きを読む)
「やる気満々」の「受け身」
「受け身」というと、とかく消極的でネガティブなイメージとして語られることが多く、特に最近の若手社員たちの行動パターンを指して、このように言われがちであると感じます。 「受け身」な姿勢に対して、これを「やる気がない!」といって叱責したりしますが、若手社員たちの話をいろいろ聞いていると、そう言い切ってしまうのは、ちょっと勝手な決め付けであるように感じます。 例えば、仕事に対しては...(続きを読む)
調べて初めて知った、「北風と太陽」の本当の話
ある会社でのお話ですが、そちらの会社の組織運営の中では、何かと基準、ノルマ、罰則が多いのだそうです。中には子供のしつけのような内容のものまであるようです。 社長の厳格な考え方に由来するようですが、社員の立場としては、わりと細かいことまで決め事や報告義務があったりするので、相応の締め付け感もあり、上司が部下を褒めづらかったりするなど、何かと弊害があるのだそうです。 この話を聞い...(続きを読む)
成果を反映させづらい中小企業の成果主義
最近では、やれ成果だ結果だといって、そればかりをあおるような成果主義の制度はずいぶん減りましたが、成果主義的な要素を一切持たないような企業も、今はもう多数派ではありません。 何が成果かという定義はいろいろでしょうが、それを何らかの形で処遇に反映させるという企業が大半ではないでしょうか。 私が見てきた会社の中には、評価に関してかなり真面目な取り組みをしている会社がいくつもあります。社...(続きを読む)
会社と応募者の相互理解不足の害
経営者や人事担当の方々は、せっかく苦労して採用した社員が、短期間ですぐに辞めてしまったという経験をお持ちだと思います。 この大きな原因の一つは、採用時の会社理解の行き違いです。応募者から見れば「初めの話と違う」「思っていたのと違う」ということ、会社からすれば、「もっとできると思っていたのに」「期待はずれだった」などという例がこれに当たります。 会社と応募者それぞれの理解不足で...(続きを読む)
大企業ほど埋めにくい組織内のエアポケット
私たちがお手伝いさせて頂く企業では、その人数規模に幅があります。社員数で10名前後から、多いとだいたい1500名前後くらいまでの規模範囲があります。 社内の仕組みづくりに関して、これを一般的に見れば、大きい企業の方が内部に専門人材がいて、仕組み自体はしっかり作られていますが、もちろん企業によって、その程度にはかなりの差があります。 少し前にお話をうかがった、世間ではそれなりの...(続きを読む)
いつもいてくれないと困る?
私が企業人事のご支援をするという際は、社外人材としてある限られた時間の範囲内、または決められた生産物の請負という形でお手伝いをします。ですからよほどの専任契約でない限りは、いつもその場にいて、顧客がすぐに声を掛けられる状態で仕事をするということはほとんどありません。 限られた時間の中で、最大限のパフォーマンスを出すことが、私たちの役目だと思っています。 ただ、ある会社にうかがった時...(続きを読む)
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