小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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「カリスマリーダー」は配慮が細かいという話
少し前のことですが、「カリスマリーダーは細かい配慮もしている」と言う記事が目に留まりました。 従来から評価されてきたカリスマ型リーダーの行動を細かく研究したところ、彼らはトップダウンの強力な言動だけでなく、それと同じくらい細やかな配慮もしていることがわかってきたといいます。 様々な競技で著名な監督や指導者で、トップダウン型リーダーの典型のように言われる人たちでも、実はものすごく繊細な気...(続きを読む)
「うちは特別だから」という会社の話
人事や組織開発の支援をしていると、主に社長や役員、管理職の方々からときどき言われることがあります。それは「うちの会社、業界、職種は“特別だから”」というものです。 確かに会社の特徴は10社あれば10通り、どんな会社もみんな特別です。似ている会社はあっても、まったく同じではありません。特別でない会社があるとすれば、それは「何も特徴がない会社」となりますが、そんな会社があるはずはないでしょ...(続きを読む)
メリットだけではない「離職率の低さ」
最近関わっているいくつかの会社で、取り組み課題としてあげられるテーマに「退職者対策」があります。「人材不足」「採用難」の環境では、人材が充足している企業でない限り、どこも退職者について何らかの施策に取り組んでいます。 採用活動の中でも、応募者から「御社の離職率を教えてください」などという質問を受けることが時々あります。「離職率が高いこと」イコール「ブラック企業」のような発想から、そんな...(続きを読む)
「いつでも機嫌が良い」というリーダー資質
ある会社の課長のお話です。40代後半くらいの男性ですが、いつお会いしてもとにかくにこやかで機嫌がいい人です。 怒っていたり、強い口調で誰かを責めたり、何か不機嫌そうな姿を見たことがありません。もちろん、はしゃいでいる、にぎやかという訳では感じではなく、単に明るいということでもありません。 良い意味で感情の起伏が少なくいつも穏やかで、喜怒哀楽の「喜」と「楽」が多く、「怒」はなくて、「哀」は...(続きを読む)
「根気の続かない人」と「融通が利かない人」
人事に関する支援をしていると、特に中小企業では、社員個人の評価が話題に上がることがあります。 どちらかと言えば、「困った」「どう処遇すればよいか」などのあまり良くない話が多く、その人への対応について、愚痴レベルから具体策の話まで様々です。 そんな中、数年前にある会社でこんなことがありました。 一人のマネージャーですが、物事には積極的にいろいろ身軽に行動するものの、周りの評価は「...(続きを読む)
良くない振る舞いの「無意識の伝承」
ある社長にこんなことを言われました。「自分で判断しようとしない社員が多くて困る」とのことです。 でも、私はその会社の環境では仕方がないと思っています。社長自身が一方的な指示命令を出すことが多く、社員に判断させる余地を与えないことが多いからです。しかし、社長にはその自覚がありません。理由は社内で誰からも指摘されることがないからです。 私のような社外の第三者であれば、気にせず指摘をすることは...(続きを読む)
若い世代の「自己完結力」
若い世代の人たちに対して、「わからないことがあっても聞いて来ない」「質問が少ない」と不満を言う上司、先輩にときどき出会います。そうかと思えば、「何か指示しても、いちいち理由を聞かれて面倒」などと言いますから、質問してもしなくても文句を言っている訳で、ちょっと矛盾を感じます。 結局は、上の世代が「質問するべき」と思っていることを聞かず、「自力で理解すべき」と思うことを聞いてくるという基準の違い...(続きを読む)
誰がやっても変わらなそうな「雑務」で見える仕事能力
仕事の中には「雑務」と言われるものがたくさんあります。 「雑務」の定義を調べると、「本来の業務とは直接関わらない細かいこと」「種々雑多な事務」などとあります。書類作成とか、職場の清掃作業とか、その他単純作業のようなものを指していることが多いでしょう。イメージとしては、「誰がやっても結果が変わらない仕事」「付加価値を生み出さない仕事」という感じではないでしょうか。 経営者をはじめ、管...(続きを読む)
「自由にやれ」では行動しづらい
私が企業支援をする中で、ごくまれに「特に制約はないので、思った通りに自由にやってください」 と言われたことがあります。 こんな時、私はできる範囲で情報収集をし、自分の判断で課題やテーマを設定して支援に着手しますが、「自由にやって」と言っていた経営者や担当者には、常にその内容を投げかけて考えを聞きます。 そうすると、前と同じく「自由にどうぞ」といわれることはほとんどなく、何らかの希...(続きを読む)
「教えを乞うこと」がうまい人
ずいぶん前に、知り合いのゴルフインストラクターが話していたことですが、その人は「女性の方が素直にアドバイスを受け入れる人が多いので上達が早い」と言っていました。 女性は、とりあえずどんなアドバイスでも一度受け入れて、それを一生懸命やってみようとする人が多いのに対して、男性の場合はアドバイスしてもなかなか納得できない人がいて、「自分には合わない」とか「それは違う」などという人が結構いるそ...(続きを読む)
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