小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 のコラム一覧
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誰でも陥る「人物評価の思い込み」
ある人から「とても立派な素晴らしい社長がいるから紹介したい」といわれました。業績を上げて伸びている会社の社長で、いろいろな団体で役員を務められているそうです。学歴や家柄のことも言っていました。 ただ、私はそれを聞いても、本当に立派で素晴らしいかどうかは会って話してみなければわからないと思います。その社長の人間性は全くわからず、ビジネス的に成功していて経歴が立派という話だけだからです。経歴の良...(続きを読む)
「管理職になりたくない」の気持ちを変えられるか
このところ発表されている様々な調査の結果によれば、「管理職以上に昇進したいとは思わない」という人が増えているといいます。その理由としては、「業務量が増えて長時間労働になる」「責任が重くなる」「部下を管理・指導する自信がない」などが挙げられています。 結局は「大変そうなわりにメリットが少ない」と思われている訳です。 また、特に女性では「普通に働きたい」「家族との時間が大事」と考える割...(続きを読む)
「目指したい上司」がいる幸運といないことの当たり前
私がいろいろな会社で、退職希望を出した社員から理由を聞く中で、「お手本になる人がいない」「目標になる人がいない」という話をよく聞きます。自分の身近に「目指したい人」「目標にしたい人」がいるか否かが、特に新人や若手社員の転職意向に影響しているのは間違いないでしょう。そんな状況を示す調査結果もあるようです。 ただ、この状況がわかったとして、では会社がそこから退職者対策ができるかというと、そ...(続きを読む)
時代とともに「マナー」は変わる
以前目にした記事に、「請求書のハンコがお辞儀をしていないのは失礼だ」と、早朝から怒りの電話がかかってきたというものがありました。 「ハンコのお辞儀」と言っているのは、一部の金融機関などでおこなわれていると言われるビジネスマナーで、一つの文書に複数の印鑑を押すときに、左端の上司の印にお辞儀をするように、部下が左斜めに傾けて押すことです。 この話に対して、「そんなマナーは初耳」「まっす...(続きを読む)
注意が必要と思う「生産性が低い」という指摘
以前見たテレビ番組ですが、「日本における基礎研究の危機」という特集の中で、日本人学者のノーベル賞受賞が今後は難しくなるだろうという話がされていました。 ある大学学長によれば、昨今の日本では学術論文数での競争力が落ちていて、他の先進国では伸びているにもかかわらず、日本の場合はほぼ横ばいで、人口あたりの数では30位以下、論文の質でも40位以下、博士課程の学生数も減少していて若い研究者が育ち...(続きを読む)
「カリスマリーダー」は配慮が細かいという話
少し前のことですが、「カリスマリーダーは細かい配慮もしている」と言う記事が目に留まりました。 従来から評価されてきたカリスマ型リーダーの行動を細かく研究したところ、彼らはトップダウンの強力な言動だけでなく、それと同じくらい細やかな配慮もしていることがわかってきたといいます。 様々な競技で著名な監督や指導者で、トップダウン型リーダーの典型のように言われる人たちでも、実はものすごく繊細な気...(続きを読む)
有名店の店主がいう「得する客」の話
「行列日本一」と言われていて、予約を取らないことで有名な焼肉店の話が書かれた記事を目にしました。 予約を取らない理由は、以前に店主自身が行ったことがあるお店が、そのようなスタイルだったことからとのことです。 「予約しても時間通りに来ないし、だいたい1、2人が遅れてきて時間通りに揃わないから、予約のために前から席を遊ばせておくのがもったいない」ということで、自分もいつか人気店になることがで...(続きを読む)
「うちは特別だから」という会社の話
人事や組織開発の支援をしていると、主に社長や役員、管理職の方々からときどき言われることがあります。それは「うちの会社、業界、職種は“特別だから”」というものです。 確かに会社の特徴は10社あれば10通り、どんな会社もみんな特別です。似ている会社はあっても、まったく同じではありません。特別でない会社があるとすれば、それは「何も特徴がない会社」となりますが、そんな会社があるはずはないでしょ...(続きを読む)
「若者を認めないと上の世代は生き残れない」という話への納得
ある書籍の紹介記事にあった話で、「最近の若いやつは・・・」という言葉に関するものです。 記事によれば、上の世代がこの言葉を口にした段階で、終わりの始まりだと言います。 知っている人も多いと思いますが、この手の苦言はエジプトの古代遺跡からも同じことが書かれたものが見つかっていて、時代を問わずに共通した話だと言われます。 この昔からの苦言について書かれた一節に、私はとても納得...(続きを読む)
「厳選採用」とは反対のやり方
業種問わず全般的な人手不足の中で、採用活動をおこなっている会社は多いですが、うまくいっているという会社は決して多くはありません。よく聞くのは、採用したけれども「能力が足りない」「会社になじめない」など、「思っていた人材ではなかった」というミスマッチの話です。 周りの足を引っ張って戦力的に逆にマイナスなどという話を聞くこともあり、そうなってしまうとお互いにとってとても不幸なことですし、そんな事...(続きを読む)
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