小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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あらためて「逆の立場になって初めてわかること」
お付き合いしている会社から、「○○みたいなことに対応できる専門家の方を知りませんか?」と聞かれました。 依頼したいことの概略は理解できましたし、私なりにいろいろな方々とつながりもあるから、まあ誰かいるだろうと気軽に引き受けたのですが、いざ探してみるとするとこれが意外に難しいのです。 あの人かこの人かといただいた名刺をひっくり返し、いろんな人の顔が頭に浮かんでは消え、結局は意外...(続きを読む)
悪い評価を避けること、伝えないことで起こる不都合
人間にはそれぞれ個性があり、同じようにそれぞれの能力には違いがあります。会社で仕事をする上で、その結果や成果やプロセスには、それぞれ違いが出てきます。 そんな中では、もちろん少ないに越したことはありませんが、仕事の結果が出ない、成果が乏しい、作業が遅い、ミスが多いなど、業務上での能力不足と評価をせざるを得ない社員がいます。こんなときの会社からの本音として、「できれば辞めてもらいたい」な...(続きを読む)
評価する上で考えなければならない「主観は無くならない」という前提
体操競技やフィギュアスケートなど、スポーツの中でも審判の採点によって勝負を決める「採点競技」と言われるものがあります。 スキージャンプにも飛距離だけでなく飛型点という採点部分がありますし、他にもシンクロナイズドスイミングや水泳の飛び込み競技、モーグルやスノーボードなどの競技があり、オリンピック種目になっているものの中でも、「採点競技」は意外に多いように感じます。 この採点結果に...(続きを読む)
何が役立つかは計算できない「過去の経験」
ある異業種交流会に参加した時のことですが、ものすごく緊張した様子で名刺交換をされている方がいらっしゃいました。 聞けば、見知らぬ人ばかりが集まるそのような会に参加するのは初めての経験ということで、そもそも緊張していたところから、実際にその場に立ってみると、何を話せばよいのか、どう対応すれば良いのかもよくわからず、「失礼がないように」「笑顔で」などと考えていたら、さらにどんどん緊張してき...(続きを読む)
「どこかに性悪説を持つ」というマネジメントのバランス
一度くらいは聞いたことがあるのではないかと思いますが、心理学者で経営学者のマクレガーによって提唱されたモチベーション理論で、「X理論・Y理論」というものがあります。 「人間は本来仕事をするのが嫌いであり、強制や命令がないと働かない」と捉えるのがX理論、「仕事をするのは人間の本性であり、自ら設定した目標に対しては、その報酬により積極的に働く」と捉えるY理論があり、一言で行ってしまうと「性...(続きを読む)
男性では理解しきれない女性の「職場の悩み」
日本産業カウンセラー協会が「働く人の電話相談室」で受け付けた相談のうち、約6割が女性からのもので、悩みを抱える人が男性の2倍以上に上るのだそうです。 また、相談があった悩みの3割は「職場の悩み」で、そのうち4割は「人間関係」、さらにここに「パワハラ」や「いじめ」といったものまで含めると、7割近くが「同僚」や「上司」との人間関係に関わるものだそうです。 女性の方が周囲との人間関...(続きを読む)
課題の「起死回生」を望むことで遠ざかってしまう解決
私たちのように、企業を支援するコンサルタントの役割というのは、企業が持っている何らかのテーマ、問題、課題に対して、客観性と専門性を持って解決するということです。 課題が何もないという企業は、世の中にはたぶんないでしょうから、そう考えれば存在しているすべての企業が、ご支援の対象になる可能性があるということです。 そんな訳ですから、企業から頂くご相談や仕事の引き合い、ご要望というのは、...(続きを読む)
「余裕」と「ムダ」の境目
最近ある知人から聞いた話です。 社員が5人ほどの設計事務所ですが、このところ急激に仕事が増え、直近の決算では事務所として過去最高益なのだそうです。 少し前には本当に仕事が少なく、「社員に辞めてもらわざるを得ないんじゃないか」「事務所自体も続けていけるのだろうか」というような厳しい状況だったそうですが、みんなで協力して何とか持ちこたえているうちに、景気の潮目が変わったせいか、急激に良...(続きを読む)
面接して初めてわかった適性テスト結果の矛盾
新卒採用を行う中であったエピソードです。 ある応募学生の適性テストが、ちょっと不思議な結果でした。基本的な素養が総じて高い人でしたが、唯一「積極性」という項目の点数が、あまり見たことがないくらい低い点数でした。 一般的な例であれば、そういうタイプの人は、「積極性」とつながりが深い、「行動力」や「活動性」といった指標も比例して低いことが多いのですが、この人についてはそんな関連性...(続きを読む)
「協調」を“強調”しすぎると起こること
日本の会社では、強い個性や自己主張を好ましく捉えないところがあるように思います。 「協調性がない!」と言われれば、良い意味であることはほとんどないでしょう。周囲の人と合わせない、話を聞かない、自分勝手である・・・。そんな文脈での批判的なニュアンスであることがほとんどだと思います。 組織の中で、協調性はもちろん大事ですし、チーム力の向上を考えれば不可欠です。特に日本人的な強みとして、...(続きを読む)
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