小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 目に留まった事 のコラム一覧
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時代とともに「マナー」は変わる
以前目にした記事に、「請求書のハンコがお辞儀をしていないのは失礼だ」と、早朝から怒りの電話がかかってきたというものがありました。 「ハンコのお辞儀」と言っているのは、一部の金融機関などでおこなわれていると言われるビジネスマナーで、一つの文書に複数の印鑑を押すときに、左端の上司の印にお辞儀をするように、部下が左斜めに傾けて押すことです。 この話に対して、「そんなマナーは初耳」「まっす...(続きを読む)
「若者を認めないと上の世代は生き残れない」という話への納得
ある書籍の紹介記事にあった話で、「最近の若いやつは・・・」という言葉に関するものです。 記事によれば、上の世代がこの言葉を口にした段階で、終わりの始まりだと言います。 知っている人も多いと思いますが、この手の苦言はエジプトの古代遺跡からも同じことが書かれたものが見つかっていて、時代を問わずに共通した話だと言われます。 この昔からの苦言について書かれた一節に、私はとても納得...(続きを読む)
「良くない個人評価の共有」は教育になるのか
少し前の話題ですが、某家電量販店の社長が、買収した子会社のある社員を「使い物にならない」と実名を明かして非難して、その発言内容が社員も閲覧できる社内ネットワークに掲載していたことが報道されて、パワハラにあたるのではないかと批判されました。 当事者の社員は、その後退職したようですが、会社はそれが事実であることを認めた上で、「社員教育の一環」と言っていました。「良い事例も悪い事例も社員に対してオ...(続きを読む)
“本来の成果主義”には「成果を高めない自由もある」という話
同志社大学の太田肇教授の著書(「承認欲求」の呪縛:新潮新書)の中で、ちょっと気になる記述がありました。 承認欲求の負の側面を解説している書籍ですが、そこで「成果主義」について述べている個所があります。 貢献度や業績に応じて金銭的な報酬を支払うのがいわゆる「成果主義」で、それはニンジンをぶら下げて競争させるイメージが根強いが、「本来の成果主義」には、その裏返しの面があると書かれていま...(続きを読む)
古くても残った物が価値を生むこともある
少し前ですが、資生堂が歌舞伎俳優などの使う伝統的な舞台用化粧品を、「売上が限られている」との理由で生産終了の発表をしたところ、多くの著名な役者たちから「品質の良さ」や「代用品がない」などと撤回を求める多くの声が挙がりました。その結果、資生堂は「伝統文化をしっかり支援する」との言葉とともに早々に生産終了の撤回を発表したという話題がありました。多くの舞台関係者が胸をなでおろし、資生堂の決断に感謝の言...(続きを読む)
「オッサンの定義」なるものを見て気づいたこと
少し前になりますが、ある記事に「オッサン」の定義なるものが出ていました。 その内容は、 (1)古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する。 (2)過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない。 (3)階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る。 (4)よそ者や異質なものに不寛容で、排他的である。 ということです。 この定義からすれば、決して中高年男性を指...(続きを読む)
「似た者同士」でかたまり過ぎていないか
ある会社の社長ですが、少し人見知りのせいもあるのか、自分の周りを似た者同士で固めたがるところがあります。 確かに自分の腹心のような人物に気が合わない人を置くことは難しく、どこかで通じ合う人材でなければそういう役割は任せられませんが、それも程度の問題であり、許容範囲の広いリーダーのほうが様々な視点からの意見を聞くことができます。 自分とは違う生い立ち、違う学歴、違う性格、違う職務経験などを...(続きを読む)
「休む“権利”と“不便さ”は表裏一体」という話を聞いて
「ドイツ人は残業しない」というのは大いなる誤解だという記事を読みました。 著者によれば、日本で働き方改革のような話になると、「欧州ではこれだけ休む」「誰も残業しない」などと言われますが、決してそんなことはなく、労働時間の短さを引き合いに出されるドイツでも、残業しないなどということはまったくないそうです。 仕事が終わらなくても「帰ります」と言う人は、確かに日本よりもいますが、そういう...(続きを読む)
「日本人の有休消化が進まない理由」を聞いて思ったこと
あるサイトに、「日本人の有給休暇消化率が低い理由」という記事がありました。 それによると、「有給休暇取得に罪悪感を持つ人の割合」というデータがあり、調査対象の国の中で、日本は58%というトップの数字で、2位の韓国は55%と日本に近い傾向でしたが、3位のシンガポールは42%で、それ以下はすべて4割を切っていたそうです。 罪悪感を持つ理由としては、1位が「人手不足」、2位は「緊急時にと...(続きを読む)
やってみなければ「無駄」かどうかはわからないという話
特にビジネスの場において、「無駄」は好ましくないもので、できる限り避けるべきものと考えることが多いと思います。無駄なく効率的に物事を進めるのが良いことで、みんながそのことに向けて工夫や努力をしているでしょう。 少し前のことですが、この「無駄」について書かれた二つの記事を目にしました。 一つは昨年107歳で亡くなった著名な女流画家の篠田桃紅さんの、「103歳になってわかったこと」という著書が...(続きを読む)
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