対象:住宅設備
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新築にあたり子供部屋の壁を可動式にして、子供が小さいうちは
大きな一部屋として使用したいと考えています。
この間、設計士さんと打ち合わせをしたのですが折り畳み式(アコーディオンタイプ)の間仕切りは高いと言われました。
そこでスライド式の扉を3枚で仕切るという提案がありました。
実際にモノも見たんですが、壁というよりはふすまなどで部屋を仕切っただけのような感じでイマイチの印象を受けました。
あとは、スイッチ用に半間だけ壁を作っておいて子供が大きくなったらリフォームで壁を作るという提案もありました。
私としては後からリフォームでお金がかかるのは嫌なので、最初から可動式がいいな~と思っているのですが。
そもそも、可動式の間仕切りは折り畳み式だろうがスライド扉だろうが
防音効果などは期待できないのでしょうか?
子供が年頃や受験の時期になれば、隣の部屋の声が聞こえたり気配を感じるのは嫌だろうな~と思うので。
可動式のクローゼットで天井まであるタイプがあるのを最近知ったのですが、これであれば壁よりも厚みがあるので音や気配を感じることは無いでしょうか?
他に何か良いアイデアは無いでしょうか?
補足
2010/08/30 10:43ちなみに可動式のクローゼットの場合、耐震とか大丈夫なんでしょうか?
部屋1の横が脱衣所になっており、部屋の壁の裏側が脱衣所の壁面収納になっています。
その為、壁の一部が部屋に飛び出してくるのでそこのでっぱりに合わせてクローゼットを作る予定です。
なので部屋1はもともとクローゼットがあるので、部屋2の方を可動式クローゼットにしようと考えています。
2部屋とも可動式クローゼットであれば、クローゼットが背中合わせになるので地震が来ても倒れることは無さそうですが。
chihhiaugさん ( 東京都 / 女性 / 32歳 )
回答:5件
ケンドン式建具
私がよくやる方法は、仕切りたい場所に垂れ壁をつくってそこに一本レールの溝をきった枠を設置しておく方法です。
仕切りたい時期がきたら、ここを利用してケンドン式の建具を建具屋さんにつくってもらってはめ込みます。(ケンドン式はネットで引いてみてください)
下にもレールは必要ですが、それはその時に設置できます。
建具の厚みは自由にできるので、要望にあわせた造りにすればある程度きちんと仕切る事はできます。もちろん、照明や電気、入り口はそれぞれに部屋に対応できるように最初からしておく必要はありますが。
まったく音が漏れないとか気配がしないようにするには、よほど厚い建具にしなくてはいけませんので、現実的なところで妥協しなくてはいけませんが。ご参考まで
補足
可動式クローゼットを上手に使うのも良い手だと思います。大地震のときには倒れたりしないようにはできますが、動くのは仕方が無いです。
評価・お礼

chihhiaugさん
ご回答ありがとうございます。
ケンドン式というのがあるのですね。
初めて聞きましたが、調べてみたら見たことあります。
これなら遮音性もありそうだし良さそうですね。
壁を作るにしろケンドン式にするにしろどのみちリフォームが必要ってことですよね。
どちらが低予算で住むのでしょうか?
可動式はやはり動いてしまうんですね。
可動式なので当たり前ですが^^;
ありがとうございました。
回答専門家

- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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市川 均
建築家
8
2室の子供室が必要な期間
はじめまして、アーキネットデザインの市川均とも申します。
子育て世代の方の住宅設計は数多く経験しました。その経験からアドバイスさせていただくと、2人の子供に別々の個室を与える時期(例えば上の子が中学からとか)とどちらかの子供が家を出て行く時期(例えば大学から家を出るとか、大学卒業時とか)を想定してみてください。家の立地や親の考え方一つでそれは異なります。それによって、その仕切りを何年間使うかを想定して決めると良いと思います。私の経験では以外とその期間は少ないです。
その上で、一般論としては可動式クローゼットはきちんとした物は高価ですので、音が気になるのなら後付け壁を付けるのが簡単です。もちろん数年後に付け易くしておく事が前提です。きちんと用意しておけば、大工さん2、3日の仕事ですみます。その程度の費用という事です。
評価・お礼

chihhiaugさん
ご回答ありがとうございます。
それぞれが個室を必要とする期間は、子供の成長過程の上ではほんの短い期間かもしれません。
私の場合は結婚まで実家生活だったので話は別ですが^^;
子供が成長したら仕切って、巣立ったらまた大きな一部屋として使用したり
柔軟に間取り変更ができればな~と思っていたのですが。。
可動式クローゼットはちゃんとしたやつはそれなりの値段なんですね。
予算の関係もありますので、検討してみたいと思います。
ありがとうございました。

市川 均
コメントありがとうございます。
間仕切りを取り付けたり、取り外したりは、大工さんが簡単にできる様、工夫すると良いです。たかだか子供室の仕切り壁ならあっという間に出来ますよ。外すのはもっと簡単です。大工さんの技術を活かすと良いと思います。もちろん壁は木製を想定しています。
参考として、私の事務所では3層パネルと言う木製パネルを良く使います。これなら大工さんの作業費は1日分です。

関尾 英隆
工務店
14
遮音性能は質量で決まる
可動式間仕切りの遮音性能についてお答えします。「可動式」となっている場合は、どうしても床や天井との間に隙間が生じるため、ここから音が漏れます。通常の壁と比べると遮音性能は落ちます。遮音性能は壁の厚さでなく、質量によります。厚い壁と言うよりも質量の重い壁の方が音を遮断します。
折れ戸と引き戸を比べると、機構上の関係で折れ戸の方が隙間が多いので、遮音性能は下がります。
私の自宅では、ネダノンという通常床の下地材に使用する材料を可動間仕切りに使用しました。かなり重い材料なので遮音性能は高く、寝室とリビングの間を仕切ったのですが、リビングでTVを見ていても寝室ではさほど気にならないで過ごしています。
音を気にするのであれば、間仕切り戸に鉛やゴムのシートを挟んで質量を上げるなどの工夫をするとよいです。
可動式クローゼットの場合は地震の際に動いて危険なので、フランス落しやL型金物で固定をしておくことをお勧めします。
評価・お礼

chihhiaugさん
ご回答ありがとうございます。
遮音性能についてとてもわかり易い説明でした。
質量の重い壁ですか。
それなりにやはりお値段も高くなるんですよね?
可動式クローゼットの場合も具体的な固定方法などありがとうございます。
検討してみます。
ありがとうございました。

関尾 英隆
評価ありがとうございます。
間仕切扉については、トステムやアイカやパナソニックなどの既製品の扉とする場合と、建具屋さんで作ってもらう場合とあります。既製品の場合は「遮音仕様」にすることで少々高くなります。建具屋さんの場合は、遮音材料の分と多少の手間賃が高くなります。最初から分かっていれば、質量の重い芯材を使って建具を作ることも出来るのでそれほど高くならないこともあります。上吊レールの場合は、扉が重くなると金物が重量用の高価な金物となってしまう場合があります。ご参考まで。

森岡 篤
建築家
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可動間仕切り/家具で仕切る/壁を作る
chihhiaugさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
子供部屋を個室として使う期間は、以外と短いものです。
例えば、小学校のうちは家族一緒に過ごし、中学から個室の子供部屋とします。
高校、大学と進み、大学を卒業して就職すると、転勤で家を出て行くとすると、たった10年です。
子供が大きくなっても家族と一緒に過ごす(例えばダイニングテーブルで勉強する)方が、優秀な子が多い、と言う説もあり、この場合さらに子供部屋の期間が短くなります。
仕事に就いてから住むには、子供部屋のままでは住みにくかったりもします。
生活は常に変化するので、子供部屋をフレキシブルに考えることはとても重要です。
大きな部屋を仕切ることは簡単なので、大きな単位の部屋にしておけば、自由度が大きくなります。
引き違いの扉、可動間仕切り、可動の家具で仕切れば、仕切るとき、将来大部屋に戻したいときに、工事なしに変更することができます。
固定の間仕切り壁を作ったり、外したりするためには、工事(リフォーム)が必要になります。
しかし、大部屋で床・天井が連続している所を仕切る、間仕切りを撤去し復帰するのは、比較的簡単です。
可動間仕切りは、スキマがあるため、防音効果は余り期待出来ません。
家具で仕切る場合は、天井より少し低く作り、天井で固定して地震対策し(これで倒れることはありません)、スキマをふさぐことで、可動間仕切りよりは音が聞こえにくいです。
間仕切り壁は、扉有無によりますが、スキマが無い分防音には有利です。
私が今設計中の住宅では、可動の家具を製作し、子供部屋を家具で仕切り、大部屋として使う場合も家具が有効に使えるようレイアウトしています。
参考にしていただけたら幸です。
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東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
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