対象:住宅設備
森岡 篤
建築家
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可動間仕切り/家具で仕切る/壁を作る
chihhiaugさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
子供部屋を個室として使う期間は、以外と短いものです。
例えば、小学校のうちは家族一緒に過ごし、中学から個室の子供部屋とします。
高校、大学と進み、大学を卒業して就職すると、転勤で家を出て行くとすると、たった10年です。
子供が大きくなっても家族と一緒に過ごす(例えばダイニングテーブルで勉強する)方が、優秀な子が多い、と言う説もあり、この場合さらに子供部屋の期間が短くなります。
仕事に就いてから住むには、子供部屋のままでは住みにくかったりもします。
生活は常に変化するので、子供部屋をフレキシブルに考えることはとても重要です。
大きな部屋を仕切ることは簡単なので、大きな単位の部屋にしておけば、自由度が大きくなります。
引き違いの扉、可動間仕切り、可動の家具で仕切れば、仕切るとき、将来大部屋に戻したいときに、工事なしに変更することができます。
固定の間仕切り壁を作ったり、外したりするためには、工事(リフォーム)が必要になります。
しかし、大部屋で床・天井が連続している所を仕切る、間仕切りを撤去し復帰するのは、比較的簡単です。
可動間仕切りは、スキマがあるため、防音効果は余り期待出来ません。
家具で仕切る場合は、天井より少し低く作り、天井で固定して地震対策し(これで倒れることはありません)、スキマをふさぐことで、可動間仕切りよりは音が聞こえにくいです。
間仕切り壁は、扉有無によりますが、スキマが無い分防音には有利です。
私が今設計中の住宅では、可動の家具を製作し、子供部屋を家具で仕切り、大部屋として使う場合も家具が有効に使えるようレイアウトしています。
参考にしていただけたら幸です。
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この回答の相談
新築にあたり子供部屋の壁を可動式にして、子供が小さいうちは
大きな一部屋として使用したいと考えています。
この間、設計士さんと打ち合わせをしたのですが折り畳み式(アコーディオンタイプ)の間仕… [続きを読む]
chihhiaugさん (東京都/32歳/女性)
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