おはようございます、今日はこれからお墓参りです。
まずは掃除、それからお参り、大切なお仕事です。
昨日からの続き、利益と現金収支について触れてみました。
具体的な例でこの二つの数字を考えてみたいと思います。
◯収益 売上で300円計上
◯費用 仕入や経費で250円計上
◯収入 売上代金の回収で280円、新規の借入で60円計上(340円)
◯支出 仕入代金の支払で260円、借入の返済で120円計上(380円)
さて、このケースで利益と現金収支を計算すると
◎利益 = 300円 - 250円 = 50円
◎現金収支 = 340円 - 380円 = △40円
どうでしょうか、利益はあるのにお金が減っているという状況が
現れました。
もちろん、この数字は意図的に計算していますが、実は現在
このような状況になっている中小企業は本当に沢山あります。
さて、ここで費用と支出の関係について少し補足を。
費用が250円計上、支出が代金の支払で260円計上となっています。
これ、おかしくない?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実はこういった点こそが資金繰りを考えていく上での最も
基本的なポイントとなります。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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