おはようございます、今日はエスプレッソの日です。
コーヒーは好きなのですが、相性的に割と胃腸にダメージを喰らいます。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
相続を活用した事業承継について、生前の準備が必須である点に触れました。
この相続による移転ですが、消極的な方法と紹介しつつも、メリットはしっかり存在します。
それは後継者が負担する資金が少なくて済む、という点です。
譲渡(株式の買い取り)による株式移転の場合、後継者は購入代金を用意する必要があります。
株式の価額が高額であれば、その代金を時前で用意するのは相当困難です。
融資等を活用するとしても、個人で借りるには限界が存在します。
贈与税の場合、任意のタイミングで株式を移転できますが、相続税と比較すると税率がかなり高いです。
少し贈与額が増えただけで、簡単に最高税率に到達してしまいます。
その点、相続税は税率が比較的なだらかに上がるので、税負担を抑えることができます。
後継者の資金負担という点で考えると、相続による株式移転も、決して悪いことばかりではないのです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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