おはようございます、今日は職安記念日です。
先日、これから就活をする若者と話をしましたが、氷河期世代としては隔世の感ですね・・・
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
相続による株式移転には、後継者の資金負担が少なくて済むかもしれない、というメリットがある点を確認しました。
このメリットが発揮されるか否かを決めるとても重要なポイントが、株価の動向です。
簡単に言えば、儲かっている会社の株価は上昇していきます。
ものすごく単純化して、毎年1,000万円の利益を得ている会社の株式は、毎年1,000万円ずつくらい株価が上がります。
(これ、色々と嘘はあるのですが、ここでは説明の簡易性を重視しています)
仮に20年経過すれば、株式の価額は2億円ほど上昇します。
2億円株価が上昇すると、それに伴う相続税負担もそれなりに増加することになります。
そうなると
・株価が低い内に、譲渡や贈与で移転しておいた方が負担が少なくて済んだ
こういうことにもなりかねません。
ですので、相続による株式移転を考えるなら、株価の動向は常に注視する必要があるのです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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