おはようございます、いよいよ今日から新年度です。
新学年、新社会人、皆さまの一年に良いことがたくさん起こりますように。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
第三者に自社を売却する場合、株価はなるべく高く出したいのが売り手の希望です。
コレに対して、身内へ会社を移転する場合、株式の価格は高すぎると色々大変です。
株式の移転にはいくつかの方法がありますが、価格が高いと、色々と大変なことがあります。
◯株式を贈与する場合
贈与する株式が高いということは、株式を受け取る人が負担する贈与税額が、それだけ高くなります。
◯株式を相続により取得する場合
やはり、取得する株式の価格が高ければ、相続税が高くなります。
◯株式を売却する場合
まず買い取りをするために用意する現預金が高いので、買い手側がお金の準備をするのが大変です。
そして売り手は株式を譲渡したことにより譲渡所得税を負担することになります。
やはり、株式の価格が高いと、売り手も買い手も対応が大変なことになります。
・・・という感じで、身内での株式移転においては、株式の価格が低めに出るほうが好ましいことが多いです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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