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出資と経営の分離が前提となっている

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経営 経営実践

おはようございます、今日はランドセルの日です。
大人用ランドセルを使いはじめて、気が付いたら14年ほど経過してしまいました。


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
事業承継について考えるに当たり、現代経済における出資と経営の役割について簡単に確認していきます。
現代の企業において出資と経営はそれぞれ独立したものとして存在していることが前提となっています。


出資者:お金の出し手であり、一般的には株主と呼ばれることが多い。
法律的には、企業は株主(出資者)の持ち物であり、企業の実質的な支配者と考えられる。
企業が儲かっているうちは良いが、仮に企業が倒産したら、出資したお金はゼロになることもある。


経営者:出資者が出したお金を事業経営によって運用し、利益を獲得する役割を担っている経営のプロ。
業績が良ければ信用されるが、あまり業績が振るわなければ、出資者によって首を切られることもある。
また経営者のミスや不正によって企業が損失を被ると、株主から訴えられてしまうこともある。


こんな感じで、出資者と経営者を対比してみると、出資者が非常に強い立場にいることがわかります。
これが企業の規模に関わらず同じで、大企業でも株主総会の季節になると、株主対応に追われるようになります。
出資者と経営者というのは、それなりに緊張感のある関係性なのです。


これが、中小零細企業で考えると、いろいろ難しい問題をはらんできます。


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