おはようございます、今日は面発光レーザーの日です。
かなり身近で使われている技術ですね。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
企業経営における出資と経営の役割について、その緊張感も含めて確認しました。
現代の企業社会において、中小零細企業の強みというのがどこに存在するか、ご存知でしょうか?
色々と事例はありますが、共通しているのは速度感ではないかと思います。
大企業であれば数ヶ月かかって議論するところを、中小零細企業ならその場で決済し、行動が始められる。
この速度感こそが小さな事業体の強みであり、そこが失われると、生き残りはほんとうに難しいです。
そして、この速度感を保つためには、出資と経営の分離による弊害について、クリアしている必要があります。
というのも、出資と経営の間でやり取りができていないと、速度感をもった事業活動など不可能だからです。
例えば、なにか即断即決が必要な事案が発生したとします。
しかし、その企業の出資者は非常に疑い深く、経営者が決断した事項に対して、後からダメ出しをしょっちゅうしてきます。
そんな状況下で、経営者は即断即決により事業活動を展開することができるでしょうか?
実際、様々な原因により出資と経営が分離してしまった中小零細企業は、このジレンマに悩まされます。
そのことが原因で、それまで好調だった事業に陰りが指し、傾いていってしまうことも珍しくありません。
従って、中小零細企業においては、出資と経営は分離させず、同一のものとすることが多いです。
お金の出し手と運用者が同一であれば、その間の調整をする必要がないからです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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