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投資的思考法から考える物価高騰への対処方法

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おはようございます、今日はOneWebDayです。
2~30年前のネット黎明期から考えると、案外と閉鎖的な方向に発展したのかな?という感想です。


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
生活費について、全般的に物価高騰の影響を受けて上昇傾向にある点を確認しました。


ここであらためて、物価高騰時における現預金や借金の価値について、再確認をしておきます。
言うまでもないことですが、物価高騰(インフレ)が発生すると、現預金の価値は相対的に下がります。


例:チョコレートが1枚100円で買えた時と、200円出さないと買えない時、1,000円の価値を考える。


10枚買えたものが、5枚しか買えなくなった。
チョコレート基準で考えると、1枚当たりの値段が倍になった時点で、1,000円の価値も半分に下がっています。
同じだけのチョコレートを手に入れたければ、2,000円を用意する必要があります。


そして忘れられがちですが、この金銭価値の低下は、借金側にも波及します。
同じ1億円の借金をしているとしても、インフレ時は相対的に価値が少なくなり、デフレ時には価値が重くなります。


どの国においても、適度な物価上昇状態が好ましいとされるのは、この債務の価値が減少していく点も重要なポイントです。
「借金をして何かしらの投資をしても、少しずつ借金の価値は相対的に減っていくので、負担感が軽減されていく」
こういう状況の方が、国家全体としての活動が活発になる可能性が高いためです。


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