おはようございます、今日は万年筆の日です。
税理士試験挑戦時からなので、もう23年ほど使っているヤツがあります。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
物価上昇時において、現預金や借金の価値が相対的に減少する点を確認しました。
現預金の価値が相対的に減少するのだから、それを補填するためには、より多くの現預金を手に入れる必要がある。
そのためには収入を増やすような投資活動が必要になる。
「投資をしない」という選択が、場合によってはマイナスリスクを生じさせることもあります。
このことは、事業投資について考える際の、一番素朴な段階に合致します。
事業活動において、最小の単位は自分ひとりで事業を行うことです。
なぜ事業を行うのかと言えば、なにかしらの活動をして金銭を得なければ、生活を維持することができないためです。
(もちろん、中には金銭を得ずに生活できる方法もあるのかもしれませんが、現代社会ではかなりレアな方法です)
仮に同じ水準の生活を維持したいのだとすれば、生活費が増え続けるのであれば、事業活動をより頑張るしかありません。
ここでいう「頑張る」というのは、より売上を伸ばしたり、経費を削減したりする活動、つまり事業投資をいいます。
つまり「去年と同じ仕事を今年もしていれば良い」という考え方では、いずれ生活が立ち行かなくなる、ということです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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