おはようございます、ついに8月。
7月はうだるような暑さが続きましたが、さて今月はどうでしょうか。
粉飾についてお話をしています。
大手企業が有する子会社株式等について、その評価の難しさについて触れておきます。
その企業の株式について評価をするということは、言い換えれば
・その企業がやっている事業について評価をする
ということを意味します。
確かに企業の状況は決算書という形で数値化され、定量的な分析はその決算書から行うことができます。
しかし、そもそもがなぜ企業買収をするのかといえば
・その企業の事業内容を用いて、これまでとは異なる状況を構築するため
言ってみれば、状況の変化を起こさんとするために買収をしているわけです。
ですので、買収は大前提として不確定である将来に期待をして行われます。
その性質上、買収時点では一般的な市場価格より高値で株式が売買されることも多く。
既に買収時点で「期待込みの価格」ですから、企業の実際の力量を評価した数字とは言い難いのが実情です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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