対象:経営コンサルティング
10名ほどのスタッフと一緒に、パソコン教室を事業の中心とした、IT困りごと解決の会社を経営している者です。設立から5年間、地域に密着しながら活動をし、それなりに安定をした運営ができているのですが、1つ気になっていることがあります。
弊社は元々脱サラをした数人の仲間で始めたサービスで、綿密な理念や将来的なビジョンなどはあまり深く考えず、まず目の前の売上げを立てていくことと、地域に愛さるサービスを提供していく事だけを考えて、今日までがむしゃらな活動をしてきました。
この様な小さな会社にも、経営理念や企業ビジョンといったものは必要でしょうか?もちろん存在しないよりは、明確な方向性が定まっていることが望ましいとは思います。しかし、これまでに困った事がなく、また理念やビジョンを定めたとして、どのように活用をしていけばよいのかがよく分かりません。
漠然とした質問で恐縮ですが、ご意見を伺えれば幸いです。
boriさん ( 神奈川県 / 男性 / 36歳 )
回答:17件
経営者自身にとって必要では?
はじめまして。
安定して運営されているとのこと、すばらしいですね。
そして、とても重要なポイントに気づかれたこと、とてもすばらしいと思いました。
大切だなと思う部分は、既にご回答くださっている回答者様がいらっしゃいますので、
私からはひとつだけご参考程度に回答させて頂きます。
今は、がむしゃらにお仕事に取り組まれ、安定してきたといった状況であると
思います。ご存じのとおり、ビジネスは流動性があります。
時代の流れや市場の動きによって、波が当然きます。
ゼロから上がっていく時はどんな試練でも乗り越えるパワーがありますが、
一度落ちたら、どうでしょう? 下がった時に上にあがるパワーは、ゼロに戻すこと、
それをプラスに変えること、そういうことをする必要があるかと思います。
その時に、経営者様ご自身がその意志、信念を今一度思い出す、噴気させる
ための起爆剤になると考えてみてはいかがでしょうか?
理念やビジョンは精神性の強い要素を入れ込むことが多いため、
心に響かせる要素のひとつとして、必要ではないかと思います。
ベクトルを合わせるために社員様にとっても、とても重要な位置づけであると
思いますが、本当に必要なのは、経営者様ではないかと思うのです。
ご参考になればと思います。
経営者様、社員の皆様の益々のご発展をお祈りしております。
大多喜拝
回答専門家

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インナーにとって「見える化」は必要です
創業から5年間、多数の企業が生まれてはつぶれて行く中で、会社を維持してこられたのは、創業メンバー同士の意識が暗黙のうちに共有されてきた証だと思います。確かに、売上や利益が順調であれば、会社は維持できます。でも、理念やビジョンをわかりやすく言語化することは次の2点で有効です。
その1。会社を経営していれば、山もあれば谷もあります(それが普通です)。理念やビジョンが威力を発揮するのは、「山」の時よりも、むしろ「谷」の時なのではないでしょうか。順調なときにはまとまっていた仲間や社員たちも、苦しくなると、気持ちがばらけだすのが人の常。策定した理念やビジョンは、苦しいときに、立ち戻れる共通の原点になります。
その2。会社で働く人たちは、現在地点に留まっていたいわけではありません。今日よりも、明日の方が良いと思いたい。当然ですよね。それなのに、自分の乗っている船の向かう先がわからないと不安になり、「果たして自分はこのままこの会社にいていいのだろうか?」と思ったりするものです。自分が望む未来像と会社の未来像がリンクしているかどうかを知りたいのです。
つまり、理念やビジョンを明確にすることは、外に対してももちろん重要なのですが、それ以上に内に対して重要なのです。
理念やビジョンを策定する上で重要なことは、
・それを共有するためのプロセス
・誰もが語れるわかりやすい言葉
・所属員の夢や未来像とつながりのある形での見える化
です。理念やビジョンのほかには、行動指針や文化などを明確にすることも必要かもしれません。
活用の方法としては、
・サイトに掲載する(インナーの自覚を高めるため)
・採用前に衆知する(こんなはずではなかったということが回避できます)
・定めたことと違うことを誰かがやったら、怒る(怒る根拠とする)
・描いた理想像に対して、実現状況を常に確認し、改善の糧とする
etc...
以上です。参考になれば幸いです。
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ブランドビジョンこそ必要です。
経営理念は企業としてありたい姿を描くものとと捉えると、そこには誰が見ても望ましい姿が描かれがちです。
「あらたな価値を創造し、すべての人々に愛される企業を目指します」などという企業理念などを掲げている企業はあります。しかしそのことを、自社が最も上手にできるのであれば構いませんが、そのようなことはほとんど有りません。
他社と何が異なり、自社の存在意義が何か語られないケースが多く見られます。
ブランドはステークホルダーから選ばれ、支持され成り立つものです。企業規模にかかわらず、自社の良さ、他社との違い、存在する意義などがしっかりと語られている「コーポレートブランドビジョン」を持つことこそが重要です。
目指すもの、提供する価値、そのために実行すべき事。これらのうちどこかに独自性、他との違い、他社より上手にできることが含まれていればよいのです。
ブランドビジョンを定めるという行為は、今後の自社の勝ち方、儲け方、評判の獲得の仕方を定める活動と同じ事です。
http://www.brand-innovation.com/
回答専門家

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お気軽に読んでくだされば。
早速ですが、
経営ビジョンが必要かどうか?
というご質問ですが、ないよりはあった方が良い。と、ご自身でも認められていらっしゃるので、10名規模の会社様で、ビジョンを共有するためのリスクとコストを投下した場合、どれくらいのパフォーマンスが期待できるのか?
というご質問として捕らえてもよろしいでしょうか?
個人的な感覚と、今までの経験を元にお話しますと、
10名様で、しかも安定的に運営されていらっしゃるのであれば、
あらためて制作する必要性はそれほどない。と思います。
なぜなら、「地域に愛さるサービスを提供していく事」というのは、
十分なビジョンだと思うからです。
それを、現在の10名様でしっかりと共有されておられるからこそ、
安定的な運営を可能にしていることと思います。
そういう社風を、新しい方が入ってきた場合や、
既存の方が抜けられた場合も維持することが可能なのであれば、
それがひとつの文化なので、無理して制作する必要はないのではないか?と思います。
ただし、将来の不測の事態に備えたり、時代の変化に対応するためや、
更なる拡大を目指されるのであれば、
経営理念を作るのではなく、
いまある考え方や文化の土台となっている何かしらを、
「明文化」して、仲間や取引先に発信し、理解してもらえるよう努力する。
という意味から、ちょっと時間を使っても良いかもしれません。
しっかりと目的を持って作られるのであれば、ぜひ、お勧めしたいですし、
そういう目的がないまま作るのであれば、多分、今のままが良いと思います。
not for sales Inc.西脇 建治
回答専門家

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どなたに対してのビジネスでしょう?
boriさま始めまして、ライズプロダクション佐藤と申します。遅くなりましたがコメントさせていただきます。
専門家の皆さんが仰るように、社会の中で活動していく企業として、経営理念や企業ビジョンは無いよりは有った方がよいのでしょう。しかし地域密着型の B to C に近いサービスで、仲間と始められたとの事ですので、理念やビジョンなどを明文化し、社内で意識を共有したとしても、目に見える効果は少ないと思われます。
ただし、今後地域の方達を対象にしたパソコン教室や、コンシュマーに近い方へのITコンサルティングから、B to B として企業や地域のグループと付き合う必要性が出てきた場合、経営理念や企業ビジョンは、boriさまの会社を理解していただくために「必要な物」と考えます。100の言葉を並べて理解していただくよりも、整理された少ない言葉で伝えた方が、多くの人に正しく伝わるからです。
対個人に対しての契約でしたら、直接お会いし言葉を交わす事で、人となりや、企業イメージも伝わりますが、企業対企業の契約ですと、担当者の背景にはその企業の全社員が存在します。
今まで直接お会いした事がないその企業の社員の方にも、御社のサービス内容を正しく理解していただくためにですが、これはboriさまの会社がもっと小さな会社であろうと、契約する相手が企業の場合、経営理念や企業ビジョンは必要だと考えます。
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理念・ビジョン
「地域に愛さるサービスを提供していく事だけを考えて・・・」
これが既に理念であり、ビジョンだと思います。御社は既に理念・ビジョンを持っておられます。
「地域に愛さるサービスを提供していく事だけを考えて・・・」という部分をもっと掘り下げて理念であり、ビジョンを作っていくことは必要だとは思いますが、理念やビジョンを漠然と作るのであれば作らないほうがよいと思います。
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「地域に愛さるサービスを提供」 その先にある物は?
boriさま
はじめまして、アドバンスエイドの岸本です。
「地域に愛さるサービスを提供」
いいですね。御社のスタンスが伝わります。
理念、ビジョン作りに迷われているようですね。
理念やビジョンは「ないよりあった方が良いもの」ということで創られるなら
おやめになったほうが良いと思います。
理念やビジョンってなぜ、創るんでしょう。
それらがあると何がいいのでしょう。
私は、経営者だけでなく従業員一人一人に共通した、意思決定の基準だと思うのです。
今私が決定しようとすることが、理念やビジョンに則って、やるべきかやらざるべきか。
従業員一人一人がこの基準を理解してくれていたら、細かい指示をしなくても
解決していけるものは多いと思います。そうなれば、企業としての動きは早まります。
今現在、boriさまの会社では、皆が同じ考えや気持ちで、皆、同じ方向に進んでいらっしゃると思いますので、無理やり創る必要はありません。
ですが、理念やビジョンを考えることは、この先を考えることに通じます。
boriさまは、この先、どのようにビジネスを展開し、
どのような価値を、どのような方々に提供し続けていきたいと考えていますか?
「地域に愛さるサービスを提供」、その先には一体どんなワクワクするようなことが
あるのでしょう。
そんな事を考えるきっかけとして、理念やビジョンを考えてみてもいいのではないでしょうか。
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目標達成のためにリーダーにはビジョンが必要です
こんにちは、ビジネスコーチの中江@ダイアローグ研究所です。
''経営ビジョンは会社の大小にかかわらず必要''と私は考えています。
会社でなくてもおよそ組織のリーダーであれば、組織を動かす=メンバーを動かすために、つまり''目標達成にはビジョンが必要''です。
もしご自分の組織のリーダーがビジョンを持っていなかったら、あなたはどう感じますか?
ビジョンがない、ということは指針がないことを意味します。
「会社なんだから利益を上げさえすればいいんだ」という人がいますが、利益を上げることだけを目的とした会社がはたして存続し続けることができるでしょうか?
そこで働く従業員(経営幹部を含めてです)は、お金を稼ぐためだけに働く意欲をずっと持っていられるでしょうか?ビジョンのないリーダーの下で不安と疑問を感じないでしょうか?
リーダーの位置にいる人は、ビジョンを持ってこそリーダーシップが発揮できます。
リーダーシップとはメンバーへの強制力ではなく、''メンバーの自律的な行動を促す''ものです。メンバーが組織の目標達成のために自発的に考え行動するためには、その指針と行動基準を枠づけるビジョンが組織に共有されていなければなりません。その発信がリーダーの役割です。社長さんだけでなく、課長さんでもグループリーダーでも、町内会の会長さんでもビジョンは必要なのです。
これまで困ったことがない、とお感じですが、あればもっとよかったと思うことはありませんか?
今後経営のいろいろなオプションが発生したとき、''経営がぶれないための軸''が必要となるはずです。人の入れ替わりも必ず起きます。メンバーを増やすことも必要となるでしょう。
そのために準備にぜひ経営理念、ビジョン作りを検討されることをお勧めします。
もし具体的な「つくり方」についてご質問があればお問い合わせください。
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失敗経験から得た「経営理念」の必要性
私と私の父との失敗経験からお話します。
父の経営する会社は順風満帆とはいきませんが、売上との比較では
そんなに過大な借入金をしているわけでもなく順調に推移していました。
ある日古くからの取引先から、破格の条件の商談が持ち込まれてきました。
それは特定の商品について、独占的な権利を与えるから代理店にならないか
という誘いでした。
苦労を重ねて地域での中堅商社になるまで会社を育ててきた父でしたが
その当時は以前と比べて少し奢りが出て脇が甘くなっていました。
結果としてその甘い話に乗った父はその取引にのめり込み最終的には
4億4千万という不良債権を発生させ会社を倒産させました。
経営理念とは「何を生業としてどういう方法で経営をしていくのかという
ことを経営者が心に刻み付けておくこと」今は私は解釈しています。
しかしその当時は「経営理念」というものを舐めきっていました。
「そんなもので経営が上手くいくなら苦労はいらない」と思っていました。
父も私も「利益さえ上がれば手段を選ばず」という気持ちがありました。
しかしその結果会社が倒産するということを経験すると「あの時経営理念を
きちんと造っていれば」と思わずにはいられません。
きちんとした「経営理念」を造られて、いつも会社と自分を律しておくことを
自戒をこめておすすめいたします。
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今後の展開次第で必要になることもあります。
BSNの阿比留と申します。
小さな会社でビジョンは必要か、とのお問い合わせですね。
普通、事業を起こす場合、事業拡大を願って、会社が一斉にビジョンに沿って
一斉に行動します。
但し、御社のケースは、地域密着型のパソコン教室を開いて、それを経営されて
いるわけです。確かに、それで良いかと言われれば、小さな内はそれがビジョンでも
あります。
また、今後、この成功を元に地域にドミナント式に増やすというのであれば、
再度ビジョンの検討も視野に入れるべきでしょう。
そして、数名の当初から始められた方々と十分、この問題はお話し合いをされること
をお勧めします。
皆さんの考えが、少しづつ変わってくることも考えられますので、この時期にベクトル
をきちんと合わせておくことだと思います。
いづれにしても、今後の展開次第で必要になることも是非、視野にいれておいて頂き
たいと思います。
今後の御社の繁栄を祈念し、ペンをおかせて頂きます。
ご質問、ありがとうございました。
http://abs-net/jp
回答専門家

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藤島 淑子
経営コンサルタント
15
ひとつだけでも、皆の「拠り所」を設定してみては?
理念やビジョンはいろんな意味や目的で設定されますが、中でも以下3点については、
規模や設立年に関わらず、どのような会社にとっても重要です。
以下をお読みいただき、ピンと来るものがあったら、理念でもビジョンでもWAYでも、
何かひとつでよいので、会社の「拠り所」を明確にしてみてはいかがでしょうか。
<理念やビジョンの意味>
○採用でのブランディング
小さな会社は、信頼や安定、給与水準では大企業にはかなわないことが多いので、
理念やビジョン、あるいはそこで働いている社員の価値観(WAY)が、
人材を惹きつけるポイントになります。
今後、会社を少しでも大きくしていきたいとお考えなら、採用面での意味合いは
非常に大きいものになります。
○社員の求心力や判断基準
これまでは、「目の前の売上、目の前の顧客だけを見てがむしゃらに活動してきた」
とのことですが、社員の意識や考え方は、ちょっとしたきっかけでバラついて
きてしまいます。
そんなとき、「自分達は何故ここにいるのか」「自分達の存在意義は何なのか」
といった根本に立ち返る必要があり、それが、理念やビジョン、WAY等になります。
社内がまとまっているうちにこれらを明確にしておいた方が、社内への浸透も
容易です。将来のことを考えて、早くから社員の「拠り所」を明確にしておく
ことも大切です。
○顧客へのアピール
顧客が何か商品やサービスを購入しようとするとき、その会社の社員の価値観や
大切にしているもの、向かおうとしている方向は、ひとつの大きな判断材料
になります。
顧客の共感を呼び、自分達と相性の良い顧客を獲得していくためにも、
理念やビジョンを明確にすることは、非常に有効だと思います。
・・・いかがでしょう?
もし何か必要性を感じるものがあれば、ひとつだけでも、皆の「拠り所」を設定して
みてはいかがでしょうか。

長坂 有浩
経営コンサルタント
1
あるかないかで【これから先が】変わってきます!
今後も事業をどんどん拡大していきたいとお考えであれば、経営理念とビジョンは作っておくことをお奨めします。
うまく回っているときはあまりその重要性に気づきませんが、会社の成長ステージが変わったり、苦しい状況になってきたときに、経営理念とビジョンをつくり全社員にそれらを浸透させている企業とそうでない企業とでは圧倒的な差がつきます。
【経営理念】とは、企業の長期的・普遍的な価値観や存在理由を明示化しているものです。社員からすると、あなたの会社で仕事をする上での「精神的なよりどころ」になります。いわば、会社の「柱」であり「軸」になるということ。困ったときに経営理念に戻れば「ああ、うちの会社ではこれを目指していくんだ」ということが確認できるものです。
【ビジョン】は、3-5年の会社の姿(会社の具体的将来像)を現したものです。もう少し中期的なものになります。社員からすると、当面の会社の方向性をビジョンによって知り、確認することができるようになります。
経営理念やビジョンを作ることの一番のメリットは、「経営者(経営陣)と従業員が方向性を共有化し、ベクトルの向きを合わせること」にあります。
簡単に言うと、どの社員に聞いても、「うちの会社はこんな会社です」と明確に言えるようになるということです。
10名もいらっしゃれば十分です。2人そろっただけで、会社に対する想いやモチベーションの源泉、会社に望むものが変わってくるからです。
これらの作り方はいろいろです。経営者が作って従業員に浸透させるのが一般的ですが、経営理念やビジョンを10名全員で決めていくという方法もいいかと思います。皆で考えて納得したもののほうが愛着もわきますし、ベクトルをあわせやすいです。
最後に、経営理念やビジョンを作るだけでは意味がありません。これを全員に浸透させて初めて意味のあるものになります。その点はお気をつけください。

藍原 節文
経営コンサルタント
-
経営理念・ビジョン・経営計画は必要です
経営理念は、企業の存在価値を示し、企業が進むべき方向性を示し、
ビジョンは将来的にどのようになりたいのか、そして数値を含めた
経営計画、この3つは非常に重要です。
販売促進支援・経営支援とデザイン制作を行っております
ファースト・シンボリーの藍原です。
起業されてから5年間がむしゃらにやってこられたとのこと、凄い
ことだと思います。会社の規模の大小に限らず、経営をしていくと
いうことは難しいことです。
ここで質問です。
■何のために会社を経営されていますか?
■今後、どのような事業展開をされていきますか?
■新規事業の話があった場合、何を基準にやる・やらいないを決めますか?
■社員の今後の進みたい方向性はどうなっていますか?
■会社の将来像は何ですか?
もし、答えられないようであれば、早急に答えられるようにしなければ
いけません。もし、同じ質問を社員にされて、答えられなかったらどう
しますか?
またこの質問に全て答えられるのであれば、この答えを文章化していく
ことで経営理念・ビジョンが作成されると思います。
経営理念とビジョンの活用方法は
■会社のブランドイメージの構築
■社内の意識・意志の統一
■会社の将来像の明確化
今まで起こらなかった不測の事態があった場合にも、非常に重要な役割を
果たします。
是非、経営理念・ビジョン・経営計画を策定して下さい。
株式会社ファースト・シンボリー

野本 愛貴
起業コンサルタント
-
小さな会社にこそ必要
boriさん
はじめまして。野本愛貴と申します。
経営理念、ビジョンについてのご相談とのことで、ブランディング戦略や他社との差別化にも繋がる重要な件だと思います。
そこで私見を述べさせてただ来ます。
今風に言えば、クレド などもコレに該当すると思いますが、理念理想は、そのビジネスを通して世の中(顧客)に伝えるメッセージであり、主張です。
今の時代、モノも情報も溢れ帰り消費者心理の中に、何を買うかだけではなく、誰から、どこから買うか、という判断基準が生まれています。
その時に、理念や思想、クレドと言ったものが、他社との差別化、ひいてはブランディングの根幹になってきます。
つまり、そのメッセージに共感して下さった方々が顧客になって下さるわけです。
また社内に置いても、経営理念やビジョン、クレドは全員で共有できる行動指針になります。
行動基準ができるので、周知徹底することで組織としての強さにも繋がります。
ベンチャーは、やはり売り上げありきで始めることが多いのですがある程度経験し、規模が大きくなったとき、設立当初とは考え方も、自社の在り方や理想も変わってきます。
設立から5年という節目に、自分たちの考えや今後、またビジネスを通して伝えたいこと、成し得たいことを整理して、企業理念やビジョン、クレドの策定をすることをお勧めします。
野本愛貴

下村 豊
経営コンサルタント
-
経営理念、企業ビジョンは一人でも必要
相談者様、営業(組織)力育成支援をしています(株)CSプランナー下村です。
結論から申し上げますと、経営理念、企業ビジョンは一人でも必要です。
理由は下記の通りです。
1)起業時の思いを大切にする(いつでも原点に戻れる)
2)判断が必要な時に、判断の指針になる(方針、対応がぶれない)
3)将来に向かって、今やることが明確になる
4)経営理念、企業ビジョンによって、役割分担が明確になる
5)お客様、取引先様から見て、安心感を覚える
活用の方法
1)定期的に全員で意味合いを確認する
2)経営理念、企業ビジョンを具体的事例時の対応におとし込む
3)時代に合わせて修正する
4)現在に合っているか検証する
5)明文化して、張り出す
以上です。
企業経営は、従業員を雇うことです。従業員が多くなればなる程、経営理念、企業ビジョンは必要になります。ならば、できるだけ早い時期に創りましょう。
(株)CSプランナーは、経営理念、企業ビジョンを創るお手伝いもします。
お気軽にご相談下さい。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

荒添 美穂
ITコンサルタント
-
大義名分がひとを纏めます
自分以外の人間と、ビジネスをやっていく上で重要なのは、方向性の統一です。
方向性を示すのに、最も有効なのが理念といった意味合いから、理念を!と
おススメしています。
少人数のあいだは、経営者が、各従業者へ深く関与できるために、理念をかかげ
なくても、経営者の思いは伝わり易いために、『あればいいけど、うちにはまだ
必要なさそう』と思われる方もおおくいらっしゃいます。
ですが、従業者の判断や行動、物言いに至るまで、その判断指針に関われるので
なければ、
理念と社是をその判断指針とされると良いでしょう。
また、理念のような大義名分は、従業者の業務のバリュー(自分の仕事の価値)
を与え、やりがいのもとにもなります。
ちなみに、
私自身が、業務に関わりたいために、組織を大きくしないと決めた弊社(10人
前後)にも、理念と社是がございます。
***********弊社社是
私たちは、
1.日々成長すること、
ワークライフバランスを保って、
家庭と仕事の両面を充実することを
目指します
2.日々課題を見つけ、
改善するPDCAを意識します
3.お互いさまの精神で、
笑顔で助け合う組織とします
4.常に目的目標を意識して、
求められる達成度を超える仕事をします
************
いかがでしょうか?

工藤 英一
経営コンサルタント
-
経営理念やビジョンは無いと困るもの、料理の「塩」みたいなもの
理念、ビジョンは必要です。
代表の方がしっかりしていて、一定の価値観や見方で迷った時に判断を下しているときはいりませんが、社員の方が自分で判断しなければならなくなったり、代表の方が投資するときなど迷う時には、ないと困るものです。
1.理念とは、
「会社は何のために存在するのか、経営を、どんな目的でどんな風に行うのか」ということを書いたものです。
いろいろな意味が含まれています。
そこで、分かりやすくするために、内容を細分化してみます。
すると、理念は、ミッション、ビジョン、バリュー、それに行動規範というものに分けることができると思います。
・ミッションとは、社会における役割・存在意義
・ビジョンとは、3年後に目指す姿
・価値観(バリュー)とは、経営陣、従業員全員が共有し大切にする考え方
・行動規範とは、経営陣・従業員全員が日常取るべき行動
となります。
余計にややこしくなってしまったようですが、、、。
2.「地域に愛さるサービスを提供していく事」をがむしゃらにやられてきた
ということですが、ここからミッション、ビジョン、バリュー、それに行動規範が出ると思います。
・地域で愛されるには、どのような役割を担えばいいのか?
・地域で愛されていき、3年後にはどのようにどんなに愛されているのか?
・「地域で愛されることの大切さ、なぜ、地域で愛されたいのか?」ということを皆で考えて共有する
・上記3つのために、経営陣・従業員全員は日頃からどのようにふるまうべきなのか?
ということを考え、話し合い、共有化し、明文化すれば良いと思います。
3.管理職が本当に見れる部下の数は、10人が限界と言われています。
多分、boriさんが、このことを気にしだしたのは、限界やお客様に対する姿勢の不揃いなどを感じてきたからではないでしょうか。
時間はかかるし、隠れていた問題を引き出してしまうことにもなりかねませんが、社員を増やしていきながら「地域に愛される会社」を作り上げていくには、避けては通れない道だと思います。
by Qualia-Partners(工藤英一)
(現在のポイント:5pt)
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