対象:経営コンサルティング
失敗経験から得た「経営理念」の必要性
私と私の父との失敗経験からお話します。
父の経営する会社は順風満帆とはいきませんが、売上との比較では
そんなに過大な借入金をしているわけでもなく順調に推移していました。
ある日古くからの取引先から、破格の条件の商談が持ち込まれてきました。
それは特定の商品について、独占的な権利を与えるから代理店にならないか
という誘いでした。
苦労を重ねて地域での中堅商社になるまで会社を育ててきた父でしたが
その当時は以前と比べて少し奢りが出て脇が甘くなっていました。
結果としてその甘い話に乗った父はその取引にのめり込み最終的には
4億4千万という不良債権を発生させ会社を倒産させました。
経営理念とは「何を生業としてどういう方法で経営をしていくのかという
ことを経営者が心に刻み付けておくこと」今は私は解釈しています。
しかしその当時は「経営理念」というものを舐めきっていました。
「そんなもので経営が上手くいくなら苦労はいらない」と思っていました。
父も私も「利益さえ上がれば手段を選ばず」という気持ちがありました。
しかしその結果会社が倒産するということを経験すると「あの時経営理念を
きちんと造っていれば」と思わずにはいられません。
きちんとした「経営理念」を造られて、いつも会社と自分を律しておくことを
自戒をこめておすすめいたします。
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10名ほどのスタッフと一緒に、パソコン教室を事業の中心とした、IT困りごと解決の会社を経営している者です。設立から5年間、地域に密着しながら活動をし、それなりに安定をした… [続きを読む]
boriさん (神奈川県/36歳/男性)
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