対象:経営コンサルティング
長坂 有浩
経営コンサルタント
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あるかないかで【これから先が】変わってきます!
今後も事業をどんどん拡大していきたいとお考えであれば、経営理念とビジョンは作っておくことをお奨めします。
うまく回っているときはあまりその重要性に気づきませんが、会社の成長ステージが変わったり、苦しい状況になってきたときに、経営理念とビジョンをつくり全社員にそれらを浸透させている企業とそうでない企業とでは圧倒的な差がつきます。
【経営理念】とは、企業の長期的・普遍的な価値観や存在理由を明示化しているものです。社員からすると、あなたの会社で仕事をする上での「精神的なよりどころ」になります。いわば、会社の「柱」であり「軸」になるということ。困ったときに経営理念に戻れば「ああ、うちの会社ではこれを目指していくんだ」ということが確認できるものです。
【ビジョン】は、3-5年の会社の姿(会社の具体的将来像)を現したものです。もう少し中期的なものになります。社員からすると、当面の会社の方向性をビジョンによって知り、確認することができるようになります。
経営理念やビジョンを作ることの一番のメリットは、「経営者(経営陣)と従業員が方向性を共有化し、ベクトルの向きを合わせること」にあります。
簡単に言うと、どの社員に聞いても、「うちの会社はこんな会社です」と明確に言えるようになるということです。
10名もいらっしゃれば十分です。2人そろっただけで、会社に対する想いやモチベーションの源泉、会社に望むものが変わってくるからです。
これらの作り方はいろいろです。経営者が作って従業員に浸透させるのが一般的ですが、経営理念やビジョンを10名全員で決めていくという方法もいいかと思います。皆で考えて納得したもののほうが愛着もわきますし、ベクトルをあわせやすいです。
最後に、経営理念やビジョンを作るだけでは意味がありません。これを全員に浸透させて初めて意味のあるものになります。その点はお気をつけください。
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10名ほどのスタッフと一緒に、パソコン教室を事業の中心とした、IT困りごと解決の会社を経営している者です。設立から5年間、地域に密着しながら活動をし、それなりに安定をした… [続きを読む]
boriさん (神奈川県/36歳/男性)
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