対象:リフォーム・増改築
現在キッチンとトイレだけが別の2世帯住宅に夫・息子・私の両親との5人で住んでいます。
ここにマンションに別居中の息子夫婦が同居したいと言っています。
田舎の家で大きめなのでリフォームすれば住めそうです。
私自身、最初は完全同居で両親とうまくいかなかったので
キッチンを後でリフォームしています。
工務店にはキッチンと簡易な玄関を含むLDK・寝室を作る案を出したのですが
最初は口を出さないと言っていた両親が「トイレは別がいい」「お風呂もあった方がいい」「どうせなら敷地内に離れを」「近くで中古住宅を買えば」などとどんどん意見を出してきます。
(お金は私たち夫婦と息子夫婦が出します。)
私たちは「孫にも教育を」という方針や自分らの老後の不安もあってそんなにお金はかけたくないのが本音。
一方両親世代はお金を持っているので考え方が根本的に違います。
(お金さえあればもちろん完全分離型に越したことはないと思います)
息子夫婦もお金がかかるから同居の道を選んだ模様。
わたしたちも周りに3世帯の人も居なくて、何が良いのかわかりません。
両親の建てた家なので両親に強く言えない部分もあります。
また、自分たちが我慢をする気持ちの全くない両親を見てて(うまくいかないのでは)と不安もよぎります。
正直どうしたらいいのか途方に暮れています。
毎日意見が変わる両親にも辟易状態です。
この先どんな風に進めて行ったらよいのでしょうか。
NIKO1805さん ( 福井県 / 女性 / 50歳 )
回答:3件
ご家族で夢を語り合えれば解決策は見つかるかと思います。
NIKO01805さんこんにちは。大阪で設計事務所をしています福味と申します。
内容を拝読して必要に迫られてリフォームを思い立たてたご様子と感じました。
動機は様々ではあるかと思いますが、私が経験したリフォームでは、今の暮らしに不便・不満を感じこうしたらもっと良い暮らしが出来るのに、と云う動機からリフォームを思い立つ人が多い様に思います。
そうしたお客様は、自宅の改造した姿を既に思い描いておられ、「こうしたいのだ」と云うビジョンを一生懸命説明してくれます。
ご提案ですが、一度入居予定の家族全員が集まり、リフォームについてビジョンを語り合われては如何でしょうか。個人が個人に対し意見を言うのは全体としてまとまりが付かなくなる元です。
息子さんご夫婦が同居したいと云っているのが今回の発端ですが、NIKO01805さん自身にも現在の家に対して不便・不満をお感じになっているのではないでしょうか。それが解消された時のビジョンを描けば、憂鬱な思いを幾分かは解消出来るのではと思います。
家を触るのは、金銭以外にも精神的な負担が伴い中々心の晴れない作業ですが、完成した時のビジョンを描く事によって幾分かは楽になるかと思います。
評価・お礼

NIKO1805さん
2018/05/26 09:59個人が個人に対し意見を言うのは全体としてまとまりが付かなくなる元>本当にそうですね。
私だけの時に話さずに「全員に対して話してほしい」と伝えるようにしました。
ありがとうございます。
回答専門家

- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
2世帯・3世帯住宅とライフプラン
はじめまして
2世帯住宅・3世帯住宅のスタイルはご家族毎さまざまな状況で、設備機器の何を共有し何を分けるかと言った内容は決めるのが大変です。
先の先生も仰るとおり、ご家族の「ビジョン」を話し合うことは大切です。
特に、2人の息子さん達は生活費を節約するための同居をお考えで、お孫さんができたりご結婚されてから10年後・20年後はどうされるのかと言ったお考えを出し合う必要があると感じます。
添付画像はファイナンシャルプランナーが使用するライフプラン表ですが、このように年齢と出来事を各自が当てはめて行くと皆さんで先の予定を立てやすくなります。
将来的には家を出たいとか自分の家が欲しい等と言った場合は、大規模リフォームをするのは無駄になってしまいます。
ご両親が「トイレは別がいい」→「お風呂もあった方がいい」→「どうせなら敷地内に離れを」→「近くで中古住宅を買えば」と同居に否定的な発言をされているのも気になりますね。
未だ先の事とお考えだと思いますが、相続の事も考えて「生前贈与」を利用してNIKO1805さんと息子さん達の別宅を敷地内に建てるのも一つかもしれません。
リフォームが無駄にならぬよう、親に介護が必要になった場合などあらゆるケースを想定し理想の住まい方が出来るようになりますことをお祈り申し上げます。
簡単ですがご参考になれば幸いです。
評価・お礼

NIKO1805さん
2018/05/26 10:03リフォームが無駄にならぬよう>それを考えると想定でしか無いので難しいといったところが本音ですが、斎藤さんのおかげで否定的な考えであるということに気づかされました。
改めて両親に「同居したくないのか」と聞いたところそうではないみたいなので
ただ我儘を言ってるだけ、生活を変えたくないだけだとわかりました。
ありがとうございました。
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
どこを誰と誰が共用するか?
こんにちは
スタジオドゥカ建築設計室の畔柳です。
ご家族とはいえ、NIKO1805さんご夫婦にとっては、ご両親世代も息子さん世代も、直接的に関係していると思いますが、ご両親にとっては、お孫さんとその妻は、関係として少し遠いと感じられることもあり得ることかもしれません。
そこが、おそらく、3世代/3世帯同居の難しさかもしれません。
また、数世帯/数世代が同居する場合、同居に対する意見が違っていると、将来に向けて難しい問題の芽を抱えてしまうことになるので、事前によく考えることが必要だと思います。
今現在、2世帯/2世代の5人が、浴室のみを共用(トイレ、キッチンはそれぞれ世帯が独立使用)しているということと読み取れました。そこに、新たに、一番若い世帯のお二人が同居するということですね。
まず、予算などを考えると、NIKO1805さんとしては、離れにするなどの考え方は採用したくない、というご意見と思います。
そして、ご両親からは、トイレも浴室も新しく、というご意見が出た、ということですね。
っということですと、もしかしたら、ご両親は、今現在、5人で共用している浴室の使用人数が増えることに不安を感じてらっしゃるのかもしれないです。また、ご自分たちの使用しているトイレは、自分たちだけが利用することにしておきたい、と感じていらっしゃるのかもしれません。
また、改めて考えてみると、成人5人の方(今現在、同居の息子さんも成人とすると)が共用している浴室を、今後は7人で使うとなると、入浴時間など、制限が増える可能性は否定できませんので、そこに不安を感じていらっしゃるのかもしれません。
水周りに関して、誰がどこを使う、ということを明確にしてみたらいかがでしょう?
いま、NIKO1805さんの計画では水周りとしては、キッチンのみを増設する、ということのようです。その場合、息子さんご夫婦は、どのトイレをお使いになる予定でしょうか?
NIKO1805さんのトイレでしょうか?
それともご両親のトイレでしょうか?
トイレを増設しないつもりだという場合、息子さんたちはNIKO1805さんのトイレを共用して、ご両親のトイレは使わない、などと明確にすることで、新しいトイレも必要というご意見は無くなるかもしれません。
浴室に関しては、使用人数を考えると(生活パターンにもよりますが)、まず、ご両親がお風呂に入る時間帯は、他の人は使わないなどのルールをご提示するということで、2人使用人数が増えることへのご心配は無くなるかもしれません。
あるいは、無理をして、浴室を増設し、NIKO1805さんご家族と息子さんご夫婦が使う、というふうにし、既存の浴室はご両親専用にし、ご自分たちの好きな時に入浴できるようにする、ということで、離れにするなどの案は却下していただくことも考えられるかもしれません。ただその場合、既存のお風呂のお掃除なども、ご両親がなさることになりますね。
どこを誰が使用するということを明確にすると、電気、ガス、水道などの使用量なども、独立採算という話にもなるかもしれません。家族の中で、そんな様々なこと、細かいことを決めるのは気がひけるかもしれませんが、ルールを定めることで、互いに気分が楽になったりもあるかと思います。
ご検討なさってください。
評価・お礼

NIKO1805さん
2018/05/26 10:10具体的に答えを書いていただいて頭のモヤモヤがスッキリ致しました。
お風呂は現在でも多分面倒くさいと思ってるんだなと思います。
予算の関係で増設する予定はないのでルールを作るのがいいかなとわかりました。
若い夫婦が直接祖父母に「こうしたい」と伝えたことでわがまま放題だった両親も変な事は言わなくなりました。
前途多難ですがみんなで仲良く生活するのは家族全員楽しみなので頑張ります。
ありがとうございました。
回答専門家

- 畔柳 美知子
- (東京都 / 建築家)
- スタジオドゥカ建築設計室 管理建築士
時の変化を受け入れる揺るがない空間を
住宅/建築は、完成した瞬間から時の流れを受け、変化し、やがてオーナーのかけがえのない空間として熟成してゆきます。その為の空間を作るのが私の仕事です。また、特に、犬と暮らす住まいのアイデアをご提供しています。
(現在のポイント:-pt)
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