対象:リフォーム・増改築
玄関が1つで1階が両親で2階が私達夫婦が住んでいます。20年前に普通の住宅として建てたのですが、1階2階それぞれにキッチンも洗面、お風呂もあります。1階と2階には何も間仕切も無く自由に行き来できます。
昨年に両親が他界して1階を使っていない状況で、子供がまだ小さいので家全体を使いきれなくもったいないので、人に貸せないだろうかと思っています。
2階に直接入れるように玄関を追加するリフォームはするとして、他に共同住宅?長屋?など賃貸で貸すには他にも、リフォームしなくてはならないでしょうか?
20年前に建物を建てる時に、共同住宅は住宅と違って建築法規が厳しいと聞いた覚えがありますが、その辺りはどぉなんでしょうか?
よろしくお願いします。
f1999さん ( 東京都 / 男性 / 44歳 )
回答:2件
二世帯を世帯分けするリフォーム
共同住宅へのリフォームは界壁(住戸間の壁)を小屋裏または天井裏に達するようにしたり、遮音性能が求められたりするので、専用住宅からの変更点が多々あります。
また、面積によっては用途変更により特殊建築物扱いになり、建築基準法上は、主要出入口の位置、窓先空地等の敷地内避難通路や避難器具の設置、自動火災警報機などの設備関係など数多くの規制を受けます。
ただ、共同住宅の定義は二以上住戸が階段、廊下、ホール、エレベーター等を共有しているものなので、f1999さんのケースは2階建で、上下が分かれている場合、2階部分の住戸は専用の階段・玄関を有していれば、重層長屋(重ね建て長屋)に属することになると思います。
それぞれの玄関は直接道路に面する位置か道路まで続く敷地内通路に面することが規定されています。共同住宅のように二方向避難の必要はありません。
重層長屋で、2階におけるその用途に供する部分の床面積の合計が100平方メートルを超えるものは、2階の床を準耐火構造とし、又はその直下の天井(回り縁その他これに類する部分を除く。)の仕上げを準不燃材料でしなければならない規定があります。
お住まいの地域が防火・準防火地域の有無にかかわらず、この部分だけはリフォーム時に唯一お金をかけておく部分だと感じます。
用途地域・建築物の規模など不明でしたので、概要だけ書かせて頂きましたがご参考になれば幸いです。
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
評価・お礼
f1999さん
2015/01/15 17:14大変に参考になりました。いずれにしてもシロウトでは何とも判断できない感じですね。
専門家に相談したいと思います。
ありがとうございます。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
坪山 利明
ハウスリフォームアドバイザー
3
問題無いと思います。
株式会社ホームトラストの坪山と申します。
弊社では、この様な工事は高円寺あたりでよく行います。改修工事ですから確認申請は必要が無いと思います。建物に問題がない様でしたら、貸したほうがよろしいかと思います。
まず、玄関・ポスト・ドアホンは別にします。他にも、ガス・電気・水道も別にする必要があります。設備には必要がかかりますから、水道は家賃に含める場合もあります。
内装もきれいにした方が賃借人が早く見つかります。
まずは水道の件も含め、管理する不動産屋さんと相談かと思います。自主管理も有りですが、最近は借りる方とのトラブルが多いですから、注意が必要です。
既存の図面で間取りとかを考えるべきでしょう。
評価・お礼
f1999さん
2015/01/15 17:17確かに、賃貸で貸すとなるとポストやドアホン、ガスや電気水道のメーターも別にしなくてはならないですね・・・
管理にしても、いろいろと考えなくてならないことがありますね。
大変に参考になりました。
ありがとうございます。
坪山 利明
2015/01/15 20:00高い評価ありがとうございます。
補足ですが、規模からすると用途変更はしなくてもいい気がします。
また、2階は御施主様が住まわれるので防音工事はしなくてもいいかと。
単純に工事費用を抑え、家賃設定を抑える事が重要です。
あとは、必要なものは、、給湯器ぐらいかと思います。
(現在のポイント:-pt)
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