対象:リフォーム・増改築
現在、築30年の木造住宅(一軒家で持ち家)に住んでいます。その間に一度風呂場などはリフォームしましたが、家庭の事情の為(母親の病気で莫大な医療費)家の事は何一つできませんでした。父も定年となり、一人娘の私がこの家のこれからを考えなくてはなりませんが、当26歳、調べようにも何を調べたらいいのかさっぱりわかりません。
家の建て替えとは、漠然としてでかまいませんが、どれくらいの金額がかかりますか?43坪くらいなのですが・・・。
建て替えの前に外壁(亀裂あり、コウモリが住み着いてしまってます)を直そうと考えています・・・。
外壁の塗りなおしはどれくらいかかるのですか?
yukamasaさん ( 埼玉県 / 女性 / 27歳 )
回答:5件
今後のライフスタイルの変化も・・
ご質問の内容拝見しました。
外壁に亀裂があって、コウモリが住みついているというのは改善したいところですね。
これは、工務店などに状況などを説明して対応策と見積もりをもらうのがよいでしょう。信頼出来る工務店さんがない場合は、数社から見積もりをとるとよいでしょう。
それと建替えの件ですが、金額は他の建築家の方が答えているくらいはかかるでしょう。
ただし、これから10年ぐらいでそれぞれのライフスタイルが大きく変化する可能性もあると思います。まずは、今の家をどれだけ改善すると、どれだけ家の耐久性が確保出来るか?その費用は?を整理されることをお奨めしますよ。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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小浜 貴士
建築家
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段階に分けて計画してみましょう
yukamasaさん。ご質問ありがとうございます。
まずは外壁の塗替えについてですが、築30年の建物をどのくらいのスパンでメンテナンスしてきたかで、工事内容及び、工事金額に差がでてくると思います。
外壁は10〜13年に一度くらいのペースで何かしら手を入れているのが通常だと思いますので、これより大幅に期間が過ぎていると、外壁表面の塗装材だけでなく、内側のモルタルの剥離の恐れが考えられます。
実際に亀裂が入っているようなので・・・
43坪の建物ですと凡そになりますが、金額は130〜150万円前後ではないでしょうか。
建替えを今後10年以上しないようであれば、一度専門家に診断していただき正確な金額の提示をしてもらうことをお勧めします。
また、5年以内ぐらいに建替えも考慮するのなら、漏水箇所等を限定して、修復しながらだましだましお住まいになるのも手かもしれません。
そして建替えの金額ですが、一般的な木造2階建て40坪前後とすると、解体費用、諸費用等含んで総工事金額2000万円〜2200万円ぐらいを目安にしておけば大丈夫だと思います。
あくまで私の経験上の目安ですので、相違がありましたら何卒ご了承下さいませ。
ご家庭の事情等、いろいろと大変かとも思いますが、建築でのことなら何かお力になれると思いますので、何でもご相談下さい。
今回のお答えが参考になりましたら幸いです。
オネストアーク
小浜 貴士
曽根 省吾
一級塗装技能士
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外壁塗装について
外壁塗装についてご回答させて頂きたいと思います。
まず、一般的な住宅の塗り替えと比較して、この先何十年間もご自宅に住む場合とは状況がことなります。
築30年という事から推測しますと、外部にはおそらく木部と鉄部が多用されていると思います。
たとえば、窓枠がアルミサッシではなく木製の窓枠だったり、ひさしなどにもトタンなどの鉄部が使われていると思います。
家の塗装で一番腐りやすいのは特にその部分です。
屋根も雨漏りの観点で言えば重要です。
外壁は30年塗り替えなしというのもすこし気になりますが、亀裂のないモルタル部分が腐って崩れるということはまずないと思いますので、亀裂の補修のみに徹します。
今回の場合は外見上のためにわざわざ費用をかける必要性はないと思いますので、あくまでも建て替えまでに持てばいいという耐久性です。
ここまでまとめますと・・
1、木部、鉄部の塗装
2、屋根の塗装
3、外壁の亀裂補修(塗装は除く)
あくまでも推測ですが、大きくはこの3点が最低限必要だと思います。
建坪43坪で非常におおまかな数字ですが、足場も含めて80万円前後で工事可能ではないでしょうか。
もしこの費用でも厳しい場合は、木部、鉄部の塗装を省いてもいいかもしれません。
特に雨戸関係は塗装しなくても、家の耐久性とはほぼ関係ありませんので塗装しないことです。
屋根も30年間無塗装というのは瓦かもしれません。もし瓦の場合は塗装する必要がありません。
塗装工事は手間をかければ、そりなりに費用がかかりますので、見た目を気にしない部分は塗装を除外すべきだと思います。
築30年では、莫大な費用をかけてすぐに建て直しというよりもメンテナンスによってまだ持たせられる可能性もあると思いますので、ご家庭の事情も伝え塗装共に信用できる業者を探してください。
以下、ご参考下さい。
はじめての外壁塗装
神奈川・横浜の外壁塗装
森岡 篤
建築家
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まず、家を総点検
yukamasaさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
日本の住宅の平均寿命は、30年足らずなのですが、決してこれが耐用年数(耐久性)というわけではありません。
耐用年数はまだまだあるのに、生活が大きく変わり(二世帯住宅化等)、家が住みにくくなったので、建て替えることが多いのです。
どんな住宅でも、手入れをしないと長持ちしません。
部分的に不具合や老朽化したら、修理することで、長く住めるようになります。
yukamasaさんのお宅は、風呂場以外はずっと手入れをしていなかったとすると、一度家全体を点検してみる必要があります。
外壁のように、外から見えれば良いのですが、壁内結露といって、壁の内側が結露して、構造体が腐食する場合、外から見えず、知らないうちに致命的な不具合となることがあります。
耐震診断は、自治体が無料で行う場合が多いので、確認し、可能なら申し込んで下さい。
家の状態に大きな問題がなければ、修理と耐震補強することで、今後10〜20年住むことができるでしょう。
八納さんがおっしゃるように、その間にあなたに大きな生活の変化が訪れる可能性が高いと思います。
今建て替えをしても、近い将来ライフスタイルが合わなくなり、住みにくくなってしまいます。
当面は、しっかり現在の家を総点検してリフォームし、建て替えは、長いスパンで考えられたらどうでしょうか。
参考にしていただけたら幸です。
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