対象:子供の教育・受験
回答:3件

原田 将孝
塾講師
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毎日やるべきことを決める
苦手科目を克服するために大事なのは、「毎日絶対これだけはやる!」というものを決めておくことです。
たとえば数学が苦手であれば、「毎日必ず〇ページをカンペキにする」と決めておき、勉強を始めるときは必ず数学からやるようにします(決めておいたものが終わるまで他の勉強には手を付けません)。最初からあまり厳しい目標にしてしまうと続かないので、ちょっと頑張れば終わるぐらいの量にしておくのがいいでしょう。
ただし、「1日1時間やる」などというように勉強時間を決めてはいけません。「この教科は苦手だし嫌いだからあんまりやりたくないなー。早く他の教科をやりたいなー。」と考えてしまいなかなか集中できず、時間は取っているのに成果が上がらないおそれがあります。「1日〇ページをカンペキにする」というように、時間でなく量を決めましょう。
また、苦手科目がある場合はその勉強法が間違っているかもしれませんので、勉強法をもう一度見直してみるのもいいかもしれません。
最初はつらい勉強も、習慣にしてしまえば平気になります。
いい結果が残せるよう、頑張ってください!

山中 昇
英語講師
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原因を究明し、小さな成功体験を積重ねている人は成功します
苦手な科目→点数が低い→いやになる→できないからやってもおもしろくない→点数が低い→ますます嫌いになる→苦手意識が固定化する
この悪循環です
私はスカイプを使って北海道から九州まで受講生をサポートしていますが、すべての単元をやるのではなく、弱点だけをつまみ食いして補強できるプログラムを提供しています
私の方法は、自分がどこでつまずいているかまずしっかりと認識するところから始めます
できない(→点数がとれない→嫌いになる→苦手意識)原因究明です
リスニングで悩みを抱えている人が多いのですが、私はディクテーションを使っています
聴いて書き出してみることで、自分がどこでどう聞こえていないのか実体験してもらいます
最初は400ワードで70-100か所くらい聴き間違いか聴き落としがあります
ぜも、回を重ねるごとにその数が目に見えて減っていき、自分の成長が実感できるようになれば、それが喜びに変化します あれだけ苦手だったリスニングが大好きになるのです
そうです
できない原因をつきとめ、それを地道に改善するプロセスで小さな成功体験を積み重ねることが克服の道です
補足
ディクテーションを使ったリスニングと、リーディング・リスニングの学習の相乗効果で飛躍的な英語力向上を図るレッスンに興味があれば下記のホームページを覗いてください
北海道から九州までたくさんの仲間が集まってしのぎを削っています
hf9n-ymnk@asahi-net.or.jp
http://www.eiken1kyu.com

岡松 高史
家庭教師
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「大きな目標」「小さな目標」を決めて、取りかかりましょう。
まず、その「苦手な」教科が、「克服すべき」教科なのかどうかをしっかりと見極めましょう。
こう書くと、「苦手なんだから、克服するのが当然でしょう」と思われるかもしれませんが、必ずしも「苦手=克服すべき」とは、言えません。
私は家庭教師を生業にしていますが、「他教科に比べ、得点率が低い」から「克服しなくては(させなくては)」というお考えの保護者の方にお目にかかるケースがよくありますが、「受験」ということに限定すると、「足切り」にかからない限り、総合得点で合格点に達していれば苦手教科があっても構いません。全教科、おのおの合格点に達しているというのは理想でしょうが、そのようなお子さんは「第一志望」の学校でで考えれば、ほとんどいないと思います。
ですから、まずは「本当に克服すべき『苦手』教科」なのか、「個性と言える程度の『苦手』教科」なのかをはっきりと見極めます。子どもを追い込んでしまったり、保護者の方が必要以上に悩まないように。
次に、それでも「克服すべき」と判断されるケースですが、まず「大きな目標」として、受験までに「どのレベルまで持って行くか」といった長期目標を定めます。苦手教科以外でどこまで得点力を伸ばせるかから、「苦手」教科の得点力をどこまで伸ばせば良いのか、目標を決めるのです。
「ゴールが見えない」ことほどつらいことはありません。ですから、「見える程度の距離の目標」を設定します。この「見える程度の」というところが、ポイントになります。
「大きな目標」が決まったら、「小さな目標」を決めます。
一週間の中で、その苦手教科の学習に割く時間を決めるのです。具体的には、何曜日と何曜日の何時から何時まで、あるいは、毎日何時間などと決めるのです。
大切なのは、「小さな目標」は、苦手教科は「分量」ではなく「時間」で計画を立てることです。
学習効果は、ほぼ「集中力」で決まります。
得意教科、得意分野は、集中力を「自分で」引っぱることが可能です。しかし、不得意教科、不得意分野は、それが難しいと思われます。ですから、「何時までがんばろう」「何時になったら、終わりだ」と「時間」で目標を設定するのです。
これは、私のオリジナルではなく、海保博之氏が『学習力トレーニング』(岩波ジュニア新書)で勧めていらっしゃる方法ですが、私が指導している生徒に勧めてみて、効果があると感じている方法です。
補足
ここでお話しした、毎週や毎日といった「小さな目標」を、得意分野は「分量」で決め、苦手分野は「時間」で決めるという方法は、受験生だけでなく、大人でも有効だと思います。
私自身、家庭教師や講演会の講師、いろいろな相談におこたえするといった「その時、その場にいて、そのときどきに適切なことをお話しする」のがお仕事になるもの以外に、模試や問題集の執筆、過去問解説の執筆といった「原稿というものを仕上げなくてはならない」お仕事もしていますが、その執筆のお仕事の中には、実は、得意なものと苦手なものがあります(出版社の方がご覧になると差し障りがありますので、どれが得意でどれが苦手なのかは内証ですが)。
苦手な分野の執筆は、「時間」で目標を設定すると、乗り切りやすいように思います。とりあえず、「今日は、自分で課したノルマは達成したのだから、一杯やろう」などと区切りをつけると、充実した日を送れたように感じ、「また、明日もがんばろう」と思えます。得意分野の執筆に関しては、「とにかく、この一本の原稿を仕上げたら、一杯ね」と自分に言い聞かせると、何時まででもがんばることができます。
お母様方も、家事仕事に応用されてはいかがですか。
お掃除が苦手な方は、「毎日、何分」で目標を設定し、得意な方は「毎日、何部屋」で目標を設定するのです。お掃除以外にも使えると思いますよ。
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