対象:子供の教育・受験
回答:1件
娘さんの反応はとても正直
人間は本来「楽しくて好き」と感じないものには忍耐力と集中力を持てません。
「楽しくない」と感じているものを無理矢理させると、それがトラウマとなって余計に「嫌い」「楽しくないからやりたくない」という怒りの感情が強化されてしまうのです。
勉強は小さい子供に取って苦痛と感じるのは当たり前なので、娘さんの反応はとても子供らしい正直な反応という事ですね。かと言って勉強はとても大事なので、「勉強も楽しい」と感じる様に大人が考えて導いてあげる必要があるでしょう。
人間が「楽しい」と感じる時は、人から強制的にやらされると感じる時ではなく、「自分からやって達成感を感じる」という喜びの経験の積み重ねが大事になりますので、娘さんが勉強にも興味が湧く様な工夫を考えてあげると良いと思います。
「自分から勉強したい」という自分なりの楽しい目標を持つと、自分からやる様になりますので、娘さんの性格や個性に合った導き方を親御さんが考慮されながら導いてあげて下さい。
理数系の勉強が楽しいと感じるか、文科系を楽しいと感じるかなどで、脳の違いなどから子供が「楽しい」「やってみたい」と思える指導法は変わります。(特に小さいお子さんは、文字より絵の方に興味を持つなど情緒的な脳があります)
親が先生だと子供は甘えが出て反発も強くなります。親も自分の子供だとつい親としての欲が強く入るので、子供の性格から育まれる意向よりも、自分の「こうあって欲しい」「自分はこうだったから我が子にも良いはずだ」などという事を、知らず知らず押し付けてしまっているケースも多く、それが反発を招いている事が殆どです。
iPadに関しては、勉強する為のルール「ケジメ」というものを教える必要がありますが、それも娘さんが「自分から納得できる理由」を持つ必要があります。納得できれば娘さん自ら「忍耐力」というものが培える様になると思います。
補足
私が最近観た映画で「ハイジ(アルプスの物語)」という、児童文学「アルプスの少女ハイジ」の実写版がありました。そこにクララのおばあさんが文字を覚える事に興味を持てないハイジに対して、素晴らしい導き方をされる場面があります。
DVD・ブルーレイも販売されておりますので、もし良かったら親子でご覧になってみて下さい。大変美しい映画です。
評価・お礼

たけしたけしんさん
2018/05/28 11:41大園様
ご回答いただきましてありがとうございます!
まさにご指摘いただいた通りで、親が無理矢理勉強を押し付けてしまっている状況で反発を招いてしまっているのだと思います。
このままでは本当に勉強嫌いのトラウマを抱かせてしまうので、そうなる前に妻と話し合って楽しく学べる工夫を取り入れる方向に持っていきたいと思います。
また、おすすめいただいた「ハイジ」は妻、娘と週末に鑑賞しようと思います。
ありがとうございました!
大園 エリカ
2018/05/28 12:40小さなお子さんに「勉強って楽しい!」と思わせる方法を考えてあげるのは大人の知恵ですね。年齢に関わらず、人間は「目的」や「目標」を持つと、その為の努力が楽しいと思えて来る様になります。
勉強を教えるとしたら、まず教える大人が「勉強は楽しい」と心底感じていなければ、その波動はすぐ感受性豊かなお子さんに伝わってしまうものなので、「教える」よりも「遊び感覚」で導いてあげると良いかもしれません。
目的を持ち始めて、自分から「学びたい」という意欲が出て来れば、放っておいても自分から真剣に取り組む様に成って行きます。
「ハイジ」、親子で是非楽しまれて下さい。
お返事と評価をありがとうございました。
回答専門家

- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
(現在のポイント:-pt)
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