おはようございます、寝不足の方が多い朝でしょうか。
昨日からの続き、役員報酬についてのお話。
今日は税金の基本的、かつ代表的な性質について
お話します。
ずばり、税金は
「一人で負担するより二人で負担したほうが安い」
という性質があります。
一人で100儲けたら30の税金が取られるとします。
これが二人で50ずつ儲けると、一人頭10くらいで
済むようなことがあります。
トータルでみれば、税金の負担は減っています。
つまり、個人事業主として一人で儲けるよりも、
法人と役員として二人で儲けた方が税金が安く
済む、というケースがままあるのです。
ちなみに二人よりも三人、三人よりも四人で
負担した方が安くなることが多いです。
つまり、役員報酬はそういった税金の性質を
活用するために設定されているのです。
「そもそも生活費でいくら必要か、あるいは
いくら使ってもよいか」という観点から金額が
設定されているわけではないのです。
明日に続きます。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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