おはようございます、今日は重陽です。
易学、久しぶりに読み返してみようかしら。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
観光について、自然現象と経済活動の余暇という2つの成立要因から考えてみました。
地域振興という話が出てきたとき、その多くで次のような提案がなされているように思います。
・あそこの風景がキレイ(食べ物が美味しい)だから、あれを目玉として売り出そう
・ウチの街にあるお祭り(文化・芸能)を名物化して、それで人を呼び込もう
この論法で地域を盛り上げようとすることが如何に難しいか、少し考えればわかります。
いまやこの地球上にあって、珍しい風景、美味しい食べ物といい続けられるモノが、どれだけあるでしょうか?
そして文化や芸能の多くは「経済活動で儲かった上での余暇」として成立しています。
そもそも地域で儲かっていない状態で、その文化や芸能を地域として支え続けることが、果たして可能なのでしょうか?
このように考えていったとき、観光産業「で」儲けることの難しさがみえてきます。
調子が良いときならなんとかなるでしょう。
しかし、一度下り坂がみえてくるか、なにかしらの緊急事態が発生すると、その困難さが一気に牙を剥きます。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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