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融資の使途別動向をみると、はっきりわかる

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おはようございます、今日は雑誌の日です。
最近、ちょっと積ん読状態になっているので、はよ読み進めねば・・・


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
コロナショックでの融資について、その多くが時間稼ぎ目的の融資である点に触れました。


再び、日本政策金融公庫が発表している融資の動向について触れてみます。
平成30年度から令和4年度の融資動向について、その使途別の残高をみてみます。


運転資金、つまり時間稼ぎの融資は、令和2年のコロナショックで激増し、そのまま高い水準が続いています。
そして設備投資資金ですが、平成30年度から令和4年度まで、ほぼ横ばい、むしろちょっと下がっているくらいの雰囲気です。
つまり、こと中小の実態でみてみると、過去5~6年ほどでみても、新しい設備投資をしようとしている企業は、
全体的に停滞・低下傾向にあることがわかります。


もちろん、設備投資をする企業のすべてが融資を活用するわけではありません。
しかし、企業の規模に対してある程度大きな設備投資をする場合、一般的には融資活用を検討します。
その融資実績が伸びていないのですから、日本の中小企業における設備投資熱があまり高まっていないのは、
残念ながらほぼ確実なのではないかと思われます。


いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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