おはようございます、今日は服直しの日です。
服、作れるようになったら楽しいでしょうねぇ・・・
粉飾についてお話をしています。
売上のごまかし方に続いて、費用のごまかし方も確認しています。
昨日は在庫を使った粉飾を紹介しましたが、もう一つポピュラーな粉飾に評価損失隠しがあります。
これは大手企業でしょっちゅう問題になっているケースですね。
例)国外企業Aの買収を行い、3,000億円で株式を購入した。
その後、Aの業績は急激に悪化し、現時点での株評価は500億円程度しかないと見込まれる。
現代会計の基本は取得原価主義です。
つまり、3,000億円で購入したものは、基本的には3,000億円の価値があるものとして計上を続けます。
しかし、近年の会計では時価主義の考え方が急速に広まりました。
結果「明らかに購入時よりも価値が低いと思われる株式については、評価損を計上すべきだ」という流れになっています。
上の例でいえば、現状で本当に500億円の価値しかないのであれば、取得原価の1/6しか価値がありません。
ここまで下がっている場合には、その企業は2,500億円の費用を計上することが要請されることとなるでしょう。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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