- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
食中毒は季節に関係なく、発生致します。しかも、近年は少量の菌でも
死者が出るようになっています。
「昔から問題はなかったから大丈夫」「当社に限っては…」という慢心は捨
てて、「食中毒菌は日々進化している」ことを肝に銘じて、日頃からのリスク
マネジメントを再度確認いたしましょう。
今回は前回に続き厨房に関して、です。
「厨房③」
<冷蔵庫>
冷蔵庫の基本は、温度管理につきます。
冷蔵庫の最適温度は、1~4℃。
これが5℃になってしまうと、細菌が増殖を開始する可能性が高くなります。
食中毒を起こす細菌は、冷蔵庫内の低温では増えることができないだけで、
死ぬわけではありません。たった1℃の差が明暗を分けてしまうことを肝に
銘じましょう。
<保管>
・食材を保管する前に、適温になっているか確認しましょう。
・食品の表示に注意していますか?
室温で保存できるものでも、「開封後は冷蔵保存」と書いてあるものもあります
・開閉は最小限、出し入れは迅速にして温度上昇を抑えましょう。元の温度に
戻るまで10分もかかる場合があります
・食品を入れ過ぎていませんか(最大で庫内の70%程度)
・先入れ先出しの徹底
・加工した食材を裸のまま保管していませんか(変色、乾燥、着臭、汚濁の原因)
・段ボールに入れたまま保管していませんか?
(食材が冷えにくい、余分なスペースをとるなど)
・肉や魚はラップ類で包むか、ふたつきの容器に入れて冷蔵していますか?
<メンテナンス>
・取っ手は定期的にアルコール殺菌しましょう。
・見た目以上に庫内は汚れています。こまめに掃除をしましょう。
・壁と冷蔵庫の隙間も掃除していますか? 冷却能力が低下してしまいます。
<弊社メールマガジンより抜粋>
facebook(オリジナルコンテンツ) http://www.facebook.com/foodconsulting
関連コラム
接客の本質を考えてみませんか? <後編> http://profile.ne.jp/w/c-80302/
不快感を与える間違った7つの接客用語 http://profile.ne.jp/w/c-118058/
個人店でも口コミからテレビ取材へ発展した事例 http://profile.ne.jp/w/c-118128/
「改善」のスピードとタイミング <前編> http://profile.ne.jp/w/c-76710/
「価値」と「価値感(付加価値)」の追求 <前編> http://profile.ne.jp/w/c-74616/
クレーム対応の手順と3原則 <前編> http://profile.ne.jp/w/c-68776/
「店舗のコンセプト疲労」にどう対処していくか http://profile.ne.jp/w/c-59722/
席数を減らすと、客数が増える? <前編> http://profile.ne.jp/w/c-61767/
このコラムに類似したコラム
食中毒リスクマネジメント<5> 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2013/11/18 13:41)
食中毒対策について(発症事例⑪:ボツリヌス菌) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2014/06/25 15:23)
不快感を与える間違った7つの接客用語 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2013/08/26 10:10)
伝説のドアマンから学ぶもの(前編) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2013/03/14 11:21)
スーパーバイジング業務のポイント <3> 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2013/03/01 15:12)