- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
夏休みはもうすぐですね。夏の準備について簡単にまとめてみました。今年は、今まで通りのやり方を見直してみませんか?
1.衛生管理について
梅雨の季節前には必ず強化されていますが、一層の食中毒防止策を徹底しなければなりません。いままで通りにやっているから大丈夫? これが一番危険です!
それぞれ食中毒の特長・対策を改めて確認し、食中毒防止の3原則「つけない」「増やさない」「殺してしまう」を徹底しましょう。具体的な個人衛生管理については、従業員全員が常識として、たとえプライベート時でも、急な嘔吐や下痢を伴う症状を発症した時には、すぐに会社へ報告する義務があります。この周知徹底もすぐにすべきことです。食品物販、飲食店に携わる者としての認識・自覚もこの機会に確認しておきましょう。
施設・設備・備品・什器の衛生は管理フォーマットに基づき徹底管理を再確認しましょう。
チェックシート・担当者・実施状況の確認から、食材の経路をたどる事、手の触れるすべての場所において菌がある前提で徹底的に対応することが必要です。
衛生管理においては確認の「チェックリスト」を使用し、記録についても確認・保存されなければなりません、営業オペレーション上のチェックリストは習慣化してしまえば、必要の無いものですが、衛生管理においては「チェックリスト」の意味合いが違う事も理解しておきましょう。
「理解はされているが、出来ませんでした」が許されないのが衛生管理です。自主的:強制的の問題では無く、無理矢理の指導であっても、出来ない者はその場に居てはいけないのです。
2.今年の状況変化からこの夏のトレンド予測
各企業の節電対策としてサマータイムなどが実施されるため、人が動く時間も変化してきます。
例えば、午後4時に仕事が終わり、仲間と呑みに行く人、スポーツクラブや自己投資・カルチャースクールに行く人、買い物をしてから帰る人など、従来の真っ直ぐ家に帰る行動から変化が起きることが想定されます。
生ビールに直行の人は、その時間に開いているお店が必要で、時間的には19時ごろまでのタイムサービスなどがあれば来店動機は格段に上がります。箸を使わない串もの系など、わかり易いアイテムも必要ですね。
家に直帰する人の家族が、これまでの夕食時間が支度を含めて早くなるとすれば、買い物や外食に出かける機会も増えるのではないでしょうか。夏のファミリーをターゲットとする販促は店舗から1Km圏内に集中することが有効です。また、省エネを徹底しすぎた店は、お客さまの選択肢から外れることもある事実は認識して、適正を心がけましょう。
夏前の週末には大型電気店は省エネ家電を求めて多くの人が動くと思われます。スポーツクラブや電気店などが近くにある場合は、特典付きチラシを置いていただく相互協力を提案されてみてはいかがでしょうか。
夏の準備はもう出来ていますか?
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食中毒対策マニュアル<簡易版> http://profile.ne.jp/w/c-56830/
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