対象:海外留学・外国文化
残りの高校留学生活の過ごし方に悩んでいます。
自分の中では英語の上達をもっと期待していたので焦っています。
今の時点で英検2級は簡単だと思いますが、
準1級は厳しいと思います。
留学後の英語力の平均や当たり前のレベルを知りたいです。
会話ができる、字幕付きの映画を見れる、2級レベルの長文が読める。
今の自分のレベルです。
留学前は
ディベート、字幕なし映画、準一級の合格、辞書なしのエッセイ
これぐらいは当たり前だと思っていました。
あと3ヶ月をきり、どのように頑張ればいいか悩んでいます。
生きた異文化体験、外からみた日本など
人間的にはこの留学は成功だったと言えると思います。
英語の面で後悔したくないので、アドバイスお願いします。
supersuperさん ( 兵庫県 / 男性 / 17歳 )
回答:3件
「英語が上達する」とは?
カナダからアドバイスを書かせていただきます。
現在19名の日本の子供(12歳~18歳)までと一緒にカナダ・サスカチュワン州、大平原のど真ん中に滞在中です。
非常に先進的なEco Village という地球環境と共存する目的を持った人たちが集まって暮らしているところにいます。
この地にいるカナダの人たちは、ビジネスで成功したり、Artistであったり、法律家であったり、みんなユニークな個性を持った人たちで、母国語である英語のレベルもかなり高いです。
今夜も、2家族にdinner に招待してもらいワイワイと英語ならではの歓談を楽しんで来ました。 英語ならではの歓談とは、Critical Thinking を土台とした、”Why?”という好奇心にあふれた内容です。 話す内容が非常に深く、また深いだけでなくウイットに飛び、大笑いをしながら、”I disagree,” “Why?” “I don’t think so.” と意見を出し合います。 みんな、しゃべるしゃべる。 日本ではなかなか聞くことの出来ない会話です。
そんな話の中に入って来れることが「英語が理解出来る」ということです。
「英語が出来る」とは、何にでも好奇心を持ち、”Why?” を自問自答し、自分で考えたことを簡単な英語で明確に(ゆっくりでいいですよ)表現出来ること。 相手の話す内容に興味を持っていることをきちんと表情で現し、”Why?” の質問をたくさん出来ること。
自分からぐいぐい積極的に、英語を話す人たちの中に入っていくこと。 そして、たくさん質問が出来、相手の質問に具体的に面白く答えることが出来ること。 これが「英語が出来る」ということです。
多くの日本人留学生を見てきましたが、カナダの有名大学を卒業しDegree を取った生徒でも、みんながそこまでのレベルに到達するわけではありません。
かと思うと、初めてのカナダで12歳の日本の子供がホストファーザーと冗談を言い合い(非常に簡単な英語です)、どんどん英語の間合いを覚え、カナダの人たちに興味を持って接してもらいいっぱい話しかけてもらった結果、驚くほど英語のコミュニケーションがスムーズで出来るようになるケースもあります。
そんな生徒は、そのあとの英語の勉強の仕方がまったく変わります。 もっともっと色んな知識を深め、次にホストファーザーに会った時には、深い話が出来るような内容の準備をして行くようになります。
補足
英検1級など、英語力の目安にはなりません。 辞書なしで書けるエッセイも、その中身が問題です。 英語圏で認められるエッセイを書くためには、まず内容が問題です。
そこでアドバイスです。
留学中は自分から積極的に周りに入って行きましたか? 学校でも留学生仲間で固まっていることなく、地元の学生の中に飛び込んで行きましたか? ホストファミリーとの毎日も、自分から”Can I help?” を武器に、まずは相手の立場で考えて話しかけてみましたか?
もし、上記のことがうまく出来ていないのなら、帰国してからの本当の意味の英語の勉強を始めるための準備として、ぜひ頑張って英語の日常の中に飛び込んで下さい。 そうすれば、あなたの残り3か月は大きく変わりますよ。
Good Luck!
回答専門家

- 大澤 眞知子
- (クリティカルシンキング/バイリンガル教育)
- Super World Club 代表
Be Bilingual
カナダ在住。カナダからオンライン講座カナダクラブ提供。留学生へのアカデミックサポート(エッセイ指導)留学希望生へのアカデミック準備 (Reading, writing, エッセイ基本)Critical Thinking指導、最新の理論に基づくBilingual Education特別提供中。
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児玉 美和
英語講師
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英語は一生モノです。
僕が初めて外国(米国)渡ったのは25年前。二年間の滞在で日本の高校受験の為に帰国したのですがクラブ活動(陸上と水泳)に没頭して全然勉強しなかった為、高校受験の英語の文法が分からない始末。大学卒業後、南アフリカの大学院に二年間留学して日本で就職したのですが専門用語が分からず毎日勉強の日々。海外ビジネスから五年前より英語をビジネスパーソンに教えています。英語の勉強に費やした時間は二万時間は超えていると思いますが映画は理解出来ないモノもあります。書籍にしてもビジネス書は分かりますが小説は読まないので分からないと思います。ポエムは言うまでもありません。当たり前ですが英語の勉強は一生モノです。終わりはありません。試験で言えば英検で留学なしで高校在学中に合格する強者もいるそうです。残りの留学生活どのように過ごしたらいいのか僕の経験では興味のあるモノに出来るだけ触れる事だと思います。(全ての分野の英語をマスターするのは不可能に近いです。自分の興味ある分野を英語で学ぶのも勉強法の一つです)。本が好きなら本屋巡りもいいと思います。美術館巡りもいいのでは?僕は大学院修学後、バスでヨーロッパツアーに参加したのですが色んな国(日本人はいなくてアジアの人も香港の人一人でした)の人と名所を巡り楽しかったです。大切なのは帰国後、英語の勉強を続ける事です。留学しても勉強を続けなかった為に簡単な会話しか出来ない人も意外と多いです。
Keep on studying.

野村 直美
英語講師
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留学で得たものから次のステップへ。帰国後の目標を!
はじめまして。ご質問下り、ありがとうございます。
英検2級が簡単だと思われるのは、ほぼ全問正しく解答できて、準1級を難しいと感じられるのは、知らない語彙が多いと思われているからではないかと思います。
こんな調査があります。TOEICをアメリカの高校生にさせた所、大体860だったそうです。TOEICは、英語でビジネスができるかどうかのテストですので、まだ社会の仕組みをはっきり知らない高校生は、単語が分からなくてこのような結果になったそうです。この結果からみると、英語力そのものが原因で準1級が難しく感じられるというより、単語を知らないから、高校生では出会う機会が少ないからかもしれません。準1級が目標の一つであれば、新聞を読む、ニュースだけでなく、科学、歴史、社会、経済、教育など、学術的な記事を読む事をお勧めします。また、現地のニュースをしっかり拾うと良いと思います。日本では、その土地の背景事情が分かりませんから、そちらでしか出来ない事の一つかもしれません。
次に、留学後の平均的レベルですが、どのくらいの期間、どこの機関に留学されているのか分からないのと漠然としているので回答しかねますが、参考までに1例を挙げますと、私の生徒さんで、3年間ニュージーランドの高校に通われ、日本の大学に入学された方が帰国直後のTOEIC®のスコアは750でした。リスニングパートが、475でしたから、リーディングパートのスコアが低かったのですが、その後3カ月程度、TOEICの学習をして895になりました。この結果からも、英語力そのものの問題ではなく、明らかにビジネス語彙の不足であった事が分かります。
語学学習は、留学で完結するのではなく、帰国されて更に続き、帰国後、更に発展させる事が重要です。目標を留学中のみに置かれるよりも、留学で身に付いた事を確認し、次の目標を立てられると良いと思います。また、このような目標は終わりがなく、目標を立てる→目標に向かって実行する→達成する→次の目標を立てる、と永遠に続きます。
また、英語学習は日本でもできますが、生きた異文化体験、外からみた日本を感じられるのは、留学した人でなければ体感できない事ですから、素晴らしい成果ですね!素晴らしい経験をもちかえり、帰国後の新たな英語習得の目標を立てられてみてはでどうでしょか。
残りの留学生活、怪我のないよう元気で満喫して帰国されてください!
(現在のポイント:-pt)
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