物件の調査や、住環境などをしっかり行って、
間違いない購入をしたつもりが、
数年後に「思ってもみなかった!」という事態になることがあります。
それら実際にあった失敗例からは、
とても大切な購入の際の注意点が学べます。
下記の『中古住宅購入の失敗例』から見てみましょう。
・築20年の中古住宅を購入したBさん。
土地:80㎡(3,300万円) 建物100㎡(1,700万円)
購入価格:5,850万円(物件5,000万円+諸経費350万円+リフォーム代500万円)
自己資金:1,000万円 住宅ローン:4,850万円 ローン支払い:約17万円
10年後の想定価格:4,500万円
しかし10年後には築30年となり建て替えを考え出さなければなりません。
この時点でBさんの住宅ローンの残債は3,800万円。
果たして建て替えの費用約2,000万円のお金はどう工面するのでしょうか?
1:自己資金でまかなう
2:新たに住宅ローンを組む
通常は2番を考える人が多いのではないでしょうか。
しかし残債が3,800万円あり、そのローン支払い17万円と、
建物資金2,000万円として約7万円の支払いを足すと、
月々の支払額は24万に。
今後支払っていけるのか?
こうした将来の部分を良く考える必要があります。
中古住宅を購入する際の注意点①
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中古住宅を購入する際の注意点③
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このコラムの執筆専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
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