税理士としての対応：企業の環境改善を支援する

おはようございます、今日は世界報道自由デーです。
なんというか、権力と報道のあり方など、色々と考えさせられる事案が増えてきたように思います。


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
事業承継の各場面において、税理士が支援できることについて紹介しています。


引き継ぎの有無、引き継ぎ手の確定、企業の現状分析と来て、次は環境改善です。
企業を継続していくためには、それに相応しい環境を構築していく必要があります。
例えば、以下のような点について検討していくことが求められます。


・引き継ぎのタイミングと業績について
大前提として、業績の良い企業だからこそ引き継ぎをしたい、という要望が出てきます。
ですので、基本は「より良い業績が出せるように努力し続ける」ことが必要です。
その上で、引き継ぎのタイミングで「場合によっては一時的に業績を下げる」なんてことを狙うことも出てきます。
そうすることで株価を引き下げ、引き継ぎがしやすくするような効果を狙うのですね。


・手元資金の確保
仮にどのような引き継ぎ方法を採用するにしても、絶対に役立つのが手元現金です。
極論をいえば、手元に現預金が用意できるなら、あとは対策なんて不要です。
後継者に資金が必要なら、会社から貸してあげれば良いのですから。
なんのせよ、手元資金が手厚いことは、事業承継の可能性や選択肢を大きく広げる効果が期待されます。


こういう諸々について、税理士として経営者と一緒に目指していくことになります。


いつもお読みいただき、ありがとうございます。