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現金と預金では、その存在の確かさが大きく異なる

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おはようございます、今日はタブロイド紙の発行日です。
もとは薬の名前だったのですね・・・


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
現金が分限管理されていない小規模企業における、倒産理由の分析について紹介しました。


会計について話をするとき、現預金というまとめ方をすることは少なくありません。
たしかにどちらも法定通貨という意味では同じなのですが、その実態は大きく異なります。


預金残高というのは、基本的にウソをつきません。
預金通帳に100万円と記載されていれば、そこには実際に100万円の預金が存在しています。
しかし、現金というのはウソをつきます。
現金残高が500万円ある、と帳面に書かれていたとしても、ほんとうにその現金があるかはわかりません。
財布や金庫の中をあらためて、実際に500万円あるのか確認しなければ、その実存性ははっきりしないのです。


預金残高が多い企業は、単純に、安心できる良い会社と考えて差し支えありません。
現金残高が多い企業は、その帳面上の残高に本当の価値があるか否か、よくよく疑ってみる必要があります。


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