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対象:人事労務・組織

中井 雅祥
(求人とキャリアのコンサルタント)

閲覧数順 2020年06月05日更新

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自分の能力の「上げ底」がわかっているか?

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 私の思い・考え

 以前たまたま見ていたテレビ番組で、無人島で自給自足生活をするタレントを取り上げていました。

 

 そのタレントが、自給自足生活を始めようと考えたきっかけを問われた時に、「芸能生活を長く続けていると、自分の実力以上の“上げ底”で生活をしていることにだんだん気づいてくる」「上げ底の生活ではなく、自分で作れないものは無しにする、自分で作る生活をしようと思った」と答えていました。

 

 私は、この「上げ底」という言葉がとても気になりました。私自身が自覚している自分の実力が適切なのか、それとも「上げ底」なのか、過小なのか、本当に自分のことがわかっているのかと、考えることが多かったからです。

 

 よく言われるのは、有名企業の重役が会社を退職したり、肩書が変わったりした途端に、周りから人が離れていったというような話です。

 私自身も会社を辞めて独立した時は、それほど極端ではありませんでしたが、周囲にいる人の態度が変わったと感じることがありました。

 

 当然ですが、会社にいれば肩書や公的な立場での付き合いと、個人的な関係での付き合いの両方があります。

 今付き合っている関係が仕事上の関係なのか、それとも個人的な関係なのかは、自分なりに区別していたつもりでしたが、個人的な信頼関係があると思っていた相手でも、結局は疎遠になってしまうことが、自分が思っていたよりもたくさんありました。

  決して私を認めていない訳ではなかったでしょうが、あくまでその会社の役職者として付き合っていたということで、こちらが思っているほど、自分の実力ではなかったということです。

 自分は謙虚に思っていたつもりでも、結局は過大評価だったということで、自分の実力の「上げ底」にがっかりした覚えがあります。

 私の場合はそうでもありませんでしたが、もしも有名企業に在籍していて、会社ブランドがもっと強かったとしたら、さらに自分の「上げ底」を見誤っていたように思います。

 

 組織の中で年次を重ね、立場が上になればなるほど、周りの人から担がれている「上げ底」の部分と、自分の本当の実力との間の区別がつけづらくなっていきます。

 私の周りには、同じように独立して仕事をしている人が大勢いますが、特に起業したての人に、前職の会社ブランドによる自分の「上げ底」がわかっておらず、実力を勘違いしているように思う人がいます。

 私も自分だけのブランドで仕事をするようになってからしばらく時間が経ち、「上げ底」はほぼなくなりましたが、それでも自分の実力をきちんと把握できているかといえば、まだまだ足りないと感じます。

 

 今やっている仕事の結果や実績が、本当に自分の力なのか、それとも周りのおかげなのか、会社の分ランドなのかは、相当に謙虚な目で意識しないと実態を見誤ります。それができていないせいで、会社を離れてから急に人が離れて行ったり、嫌われたり、寂しい思いをしたりする人を、ずいぶんたくさん見てきました。

 

 自分の「上げ底」は、特に客観視して自覚する努力が必要だと思います。

 

 

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