対象:リフォーム・増改築
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回答数: 3件
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現在築40年近い戸建てを大規模リフォーム中です。
取り壊しての新築にはできなかったため、基礎と数本の柱を残してほぼ新しい家になります。
もともと床下には断熱材すら入ってなく、床下を覗くと土でした。
工務店の担当の方と相談して、床下からの湿気を防ぐために土の上に防湿シートを
敷くことになっていますがこれが必要なのかを迷っています。
当初はシートの上にホームセンターで見つけた床下調湿ゼオライトというのでも
撒いてもらおうかと思っていたのですが、大工さんと話をしたところ床下換気扇が
お薦めだと言われ換気扇をつけることに決めました。
大工さんは床下換気扇をつければ湿気は大丈夫で、かえってシートなんて敷くと下に
水分がたまって逃げられなくなってしまうからやめたほうがいいといいます。
その話を工務店の方にしても、土がそのまま露出してるよりシートを敷いたほうが
いいに決まってると言われてしまい・・。
色々調べてみてコンクリートを敷くのが一番良いということはわかったのですが、
うちの場合その選択肢はありません。
床下換気扇ももう注文してしまったので採用は決定しています。
この場合防湿シートは敷くべきでしょうか?
もし敷いたほうが良い場合、ただシートを敷けば大丈夫ですか?
(私が調べたら、シートの上には砂を50ミリ敷かないと意味がないような書き込みもあったもので・・。たぶんうちはシートを置くだけのプランです。)
効果的な敷き方も教えていただければ有難いです。
わかりにくい文章になってしまいましたが、詳しい方教えて下さい。
どうかよろしくお願いします。
でんままさん ( 千葉県 / 女性 / 35歳 )
回答:5件
改修の際、布基礎の床下に防湿シートを敷くべきかどうか
横浜の設計事務所です。
このご質問は大変興味深いです。
実はこのお答えには明確な正解と言える回答は公式にはないです。
私自身も悩むところです。
コンクリートを敷くのは一番良いようですが、それで床下空間が
狭くなってしまい、点検に人が潜れなくなる場合は良いとは思えません。
床下は水漏れやシロアリの危険が常にあり、一番長持ちするのに
良い方法は「点検できること」なのです。
コンクリートを敷いた場合でも、きちんと打ったベタ基礎ではないので
隙間からシロアリの侵入があることは報告されています。
コンクリートを敷かない場合に、ビニールを敷くかどうかですが、
ビニールを敷く事により湿気が抑えられるというのは確かにあります。
上に砂を敷くのは、ビニールの押さえと多少の調湿効果を期待してる
のだと思います。
もしかしたら、ビニールの下が結露するのを防ぐのかもしれません。
ビニールの下に湿気が溜まっている様子を実際に見ると
どうも気持ちよくありません。
この水分がシロアリを呼んだりしないか気になるところです。
(実際にそういうデータは見たことはありませんが)
私の結論はビニールは敷かず、床下が点検できる環境と床下換気扇に
よる強制乾燥が一番良いのではという所になりました。
もちろん、換気扇に頼らずとも換気ができるのが一番良いのですが、
基礎の形状は変えられないので換気扇が一番リーズナブルな方法です。
私は耐震診断業務であちらこちらの家にお邪魔しますが、床下換気扇
の入っている家は総じて床下が乾いていて健全な状態でした。
これに関してはいろいろな意見があるかもしれませんので、私の考え
ということになりますが。
ちなみに床下の調湿材は気休め程度と思ってください。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
評価・お礼

でんままさん
2012/10/18 17:18早々のご回答ありがとうございます。
点検できる事が一番大事なのですね。
ビニールの下の湿気、なんかシロアリが好みそうですよね・・・。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。
回答専門家

- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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平間 雅之
リフォームコーディネーター
3
布基礎の床下に防湿シートを敷くべきかどうか
ヒラマ ファースト 企画室と申します。
住宅リフォーム・商業施設などの企画などを行っております。
端的に言いますと敷いた方がいいです!
床下換気についての考え方ですので よろしくお願いいたします。
しかも乾燥した砂をその上に敷いた方が防湿性とシートの暴れなどにも対応しております。
しかも床下換気扇を装着するのでしたら 有効です。
換気扇は防湿ですし、乾燥させるために有効な方法です。
砂は土からの湿気などを一時的にため込んでくれます、そこに風を当てるわけですから、洗濯物と同じように乾くわけです・・・そのことから 敷いた方がより良い効果が得られる思います。
床下換気扇ですが・・・基礎高はどの程度あるのでしょうか・・・40cmぐらいとれているのであれば いらない可能性もあります・・・確認方法ですが床下換気口に手を当てて風の流れが確認できることがチェエクです。
評価・お礼

でんままさん
2012/10/18 17:05早々にご回答いただきありがとうございました。
大変わかりやすく、参考になりました。
床下の高さを確認してみます。
ありがとうございました。

三竹 忍
建築家
8
効果的に換気できるかどうかがポイントです
でんままさん
初めまして、M設計工房の三竹忍と申します。
いろんな意見があり、ご不安のことと思います。
まずは、床下換気経路の計画を確認してください。
1.床下換気扇が、「床下全ての部分を効果的に換気できるかどうか」という事が重要なポイントです。床下の換気が、隙間無く均等に換気できる計画であれば、防湿シートを敷く必要はないです。
2.防湿シートが、換気できない部分を補う為の補助的な役割と考えると良いでしょう。
防湿シートを敷いたほうが、均等に床下の防湿効果はあがります。
コンクリートや砂を撒くのは、防湿シートの押さえと、破れや隙間からの湿気の防止の為です。
3.施工の仕方は、防湿シートのみでしたら、15センチ以上重ねて敷き、重ね部分をテープで留めます。又、基礎廻りは、少し立ち上げてテープで留めます。浮き上がり防止に部分的にでも押えになるものを置くといいです。
参考になれば幸いです。
M設計工房 三竹忍
評価・お礼

でんままさん
2012/10/18 17:11早々にご回答いただきありがとうございます。
床下換気経路の計画・・・早速確認してみます。
大工さんが「俺がうまくつけておいてやるから」と言っていただけなので、
特に計画はなく経験と勘で・・となっていそうですが・・。
とても助かりました。
ありがとうございました。

吉田 武志
建築家
5
きちんと重ねて、防湿シートを敷くべきだと思います。
はじめまして。
栃木県宇都宮市で注文住宅とリフォームの設計施工を行う工務店ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。
私は、経験から工務店さんのおっしゃるように防湿シートを敷くべきだと思います。
シートを敷かないと、湿気が上がってきてしまいます。
また、シート上に砂を置くと砂が湿気を持ちますので、良くないと思います。
砂を敷くのではなく、ピンのようなものでシートを固定するのが普通ではないでしょうか?
シートを敷くときは、十分重ねて、湿気の上昇を防ぎその部分をピンのようなもので留めることが大切です。重ね幅は、20~30センチ程度が良いのかもしれません。
防湿シートで土間からの湿気を防いで、床下換気扇で換気をするのですから、良い状態になると思います。ただし、床下換気扇は、機械ですから、寿命はありますよね。
評価・お礼

でんままさん
2012/10/18 17:23早々のご回答ありがとうございます。
シートの敷き方、とてもわかりやすかったです。
機械の寿命・・忘れてました・・。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。

吉田 武志
2012/10/18 18:24評価頂きましてありがとうございます。
床下にビニールシートを敷くのは、
木部の白蟻防除も一緒に行い、
白アリ防除業者さんが多いと思います。
一緒に行うと良いと思います。

竹中健次
建築家
21
簡易方法として
石灰を厚さ50mmほどまいてはいかがでしょうか?
土中の湿気で固まり,防湿効果もあります。
過去にリフォームでやらせていただきました。これは先人の知恵で,職人さんに若い衆の時に教わりました。安価で誰でも簡単にできる方法です。
評価・お礼

でんままさん
2012/10/19 10:07石灰はシートのかわりに敷けば良いという事ですか?
それともシートの下でしょうか?
シートを敷く場合のシートの下の湿気が気になっていたのですが、石灰をまいておけば
その心配はなさそうですね。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

竹中健次
2012/10/26 14:53シートは不要です。石灰が湿気を吸収して固まり防湿効果が出ます。蔵などに使われている漆喰は,雨や湿気などの侵入を防ぐ材料です。
石灰はその原料です。
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