対象:マナー
上司と取引先に訪問したときの受付後の動き方を教えてください!
先日、上司ととり引き先を訪問したときに受付を済ませ、担当の人が
受付までいらっしゃったのでついていこうとしたら上司に止められ、
上司が先に歩き出しました。
別の日に他の取引先に行ったときには受付後に上司が歩き出すのを
待っていたら、「早く歩け」と言われ、慌ててエレベータのボタンを
押しに走りました。
先に行けといわれたり、止められたり、なんでなんだろう・・と思い
ながら、上司には聞けないでいます。
歩く順番とか、歩く位置とか何かルールがあるんでしょうか。
職種が変わり、慣れないことばかりで心配で仕方ありません。
しょうもない質問ですみませんが、よろしくお願いします。
ジャッキーさん ( 群馬県 / 女性 / 30歳 )
回答:2件
基本は相手を敬う気持ちの表現です
こんにちは、ジャッキーさん。
インタープロスの竹上順子と申します。
慣れない取引先への同行で、不安に思っていらっしゃるジャッキーさんの様子が
伝わってきます。
状況を確認させていただきながらお答えしたいと思います。
まずは最初のケースです。
ジャッキーさんが受付を済ませ、担当の方がお見えになり、応接室(会議室かもしれ
ませんが)までご案内をされたということですね。
受付まではジャッキーさんが上司を先導し案内しますが、担当の方がお見えになったら
案内役は担当の方に変わります。そこから先は、担当の方→上司→部下の順番に
歩き、進みます。
次のケースは、受付に担当の方がお見えにはならなかったというケースですね。
「エレベーターのボタンを押しに走りました」とありますが、別の階に上司とジャッキーさん
が移動されたということでしょうか。
案内の方がいらっしゃらない状態で上司と二人きりで歩くときには、部下であるジャッキー
さんが前を歩き先導するのがマナーです。そのため、エレベーターのボタンを押すのも、
ジャッキーさんです。
別の階で改めて受付をする必要がある場合、そこまではジャッキーさんが案内をします。
受付を済ませ、取引先の方が部屋まで案内してくださるときには案内者→上司→部下
の順番に歩き、部屋には上司が先に入ります。
上司と部下が2人だけのとき(他の会社の方が介在しないとき)は上司に対して敬意を
表現する、会社として取引先と関わるときは上位者である上司が会社の代表として先頭
に立つということです、
担当の方は、ジャッキーさんと上司を1つの会社(団体)として案内するわけですから、
上位者である上司が前を歩きます。
そのため、上司の方はジャッキーさんを制止されたのでしょう。
私の把握とジャッキーさんのおっしゃる状況が異なっていなければよいのですが・・・
補足
また、歩く位置ですが、先導しての案内をするときには左斜め前を歩くのがマナーです。
上司に通路の中央を歩いていただくように気を配ります。
そのとき、上司の左斜め『2~3歩前』を歩きます。
左側とは、下座にあたる位置だからです。もちろん、お客様をご案内するときも同じです。
ただし、左側に美しい風景が見えたり、右側に危険なものが置いてある場合は右側でも
かまいません。
基本にあるのは相手を「敬う」「大切にする」という気持ちの表現です。
マナーの知識を身につけることで新しい仕事への不安も解消されるかと思います。
ぜひ、この機会を前向きに捉え、ジャッキーさんのレベルアップにつなげていただけたらと思います。
回答専門家
- 竹上 順子
- (研修講師)
- 代表取締役
We’ll move into action For you・・・
変化する時代の中にあっても、 不変である“心の豊かさの実感” と“成長できる喜び”を、仕事を通じて実現していきます。先人の教えを現代の求めに応じて変化させ、社名の考え方、双方向(Interactive)繁栄(Prosperity)を実現します。
和田 真哉
マナー講師
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ハイレベルなご質問です
ジャッキー様
初めまして。マナー講師の和田と申します。
このご質問、いつか聞きたいけれども忘れてしまうという典型的なシチュエーションですね。
さてお答えしましょう。
原則として、受付後に会議室等に案内される場合は、「上司が先」です。
ジャッキー様のご質問の後半部分、「慌ててエレベータのボタンを押した」との旨、
若干状況がわかりませんが、恐らく上司の方は行き先がわからなかったのでしょう。
基本は「上司が先」ですが、五感を働かせて、「この場合はエレベーターまでは自分が
先に行った方が良いな」と判断しましょう。
マナー自体は、一冊本を読めば理解できる「形式知」のものですが、ジャッキー様の
ような状況はいわばセンスが試される「暗黙知」の世界です。
いろいろな経験を積み、臨機応変に対応するのが社会人のマナーだと思います。
「この人に任せれば安心だ」と上司に思ってもらえるよう、今後の精進をお祈り申し上げます。
(現在のポイント:9pt)
「ビジネスマナー」に関するまとめ
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