対象:マナー
回答:1件
座り方、低い姿勢をとることでへりくだりと敬意を示す
こんにちは、スノー2250さん。
今回のご相談は、座布団の座り方・扱い方のマナーについてですね。
応対が畳の間、いわゆる和室の応対では、“座る”、“低い姿勢をとる”ことで、へりくだりと相手への敬意を示します。例えば、殿様が存在した時代をイメージしてみてください。
座布団に座れるのは殿様だけ、殿様の前で直立したり座布団を使ったりしていませんよね。
つまり、座布団を使うということはその場での上位者であるということと、もてなしを受ける方だけに許されたことでした。
座布団は、もてなす側が相手への敬意を表すものです。そのもてなしの意をくみ取り、大切に扱います。ですので、座布団を使う際に座布団の上に乗るように足の裏で踏んだり、自分のいるところまで座布団を手繰り寄せ、元々あった位置から動かすことなく、丁寧に扱います。
では座り方の手順です。
1.座布団の下座側、斜め後ろ辺りに座る
2.手を軽く握り、手の甲を座布団の2つの角にそれぞれ置く
3.座布団の上に置いた手を軸にして、身体を引き寄せ、膝で座布団ににじり乗る
4.身体が正面を向いていない時は再度(3)の動作で身体の向きを整える
1~4の動きを“膝行”と言います。座る時、座布団の上に足を乗せることなく(座った姿勢をほぼ崩さずに)低い姿勢で移動することが出来ます。
敬意を動きの中に取り入れながら行うことで、“おもてなし”を受け取ったという表現として伝えることが出来ます。
“膝行”は座布団の乗り降りだけではなく、和室での少しの移動の時に使う動作ですので、使われると品の良い所作になります。ぜひ、やってみてください。
回答専門家

- 竹上 順子
- (研修講師)
- 代表取締役
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