対象:投資相談
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31歳・既婚・子供ありの会社員です。
将来(主に老後・医療費目的)の資産形成のため、安全商品への積立に加え、リスク商品の積立投資を考えています。今回の相談は月あたり2万、年間24万を先進国株式および新興国株式のインデックス運用商品に振り分けるにあたり、投資信託にすべきか、ETFにすべきか、ご助言いただきたいです。なお、国内株式は別途運用済み、債券は個人向け国債および海外ゼロクーポン債を時期を見て購入予定です。
投資信託であればSTAM・eMAXIS・CMAM(先進国のみ)のうち、いずれかのインデックス型投信に、先進国および新興国型に1万円/月ずつ毎月定期購入。
ETFであればMSCI-KOKUSAIインデックスおよびMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する東証1680、1681に最低口数の購入資金が溜まり次第、スポット購入で考えています。
あまり細かいメンテナンスは出来ないので、方針を決めて気長にやっていこうと思います。よく、投資信託からETFへのリレー投資の話を聞くのですが、それならETFに最初から投資すれば信託報酬も低く抑えられてよいのでは?と思うのですが、リレー投資は購入資金が溜まるまでの待機方法、以外にメリットがあるのでしょうか?また、上記の投信とETFの値動きは基本同じと考えてよろしいでしょうか?(そうなるとETFがやはり良いのか??)
最後に話題がずれますが、ヘッジファンドに投資するファンドにも興味があります。先進国/新興国株式への投資は長期的な成長を期待してですが、ヘッジファンドを絡めておけば、投資先が衰退した際のリスクヘッジにできるような気がします。ヘッジファンドは否定的な意見も多いですし、投資金額も大きくなるのがデメリットですが、専門家の皆様はどのようなご意見をお持ちでしょうか?素人には難しいでしょうか?
長文で失礼しました。回答よろしくお願いします。
補足
2010/06/05 10:44皆様からのご回答に共通した事項「月2万ずつ積み立てて投資」について、この場を借りて補足させていただきます。私の説明不足でしたが、余裕資金はあるので、それを運用に回すことが可能です。月2万の積立はその穴埋めに割り振ることもできます。したがって、皆様のコメントを総合的に判断するとETFのほうがあっているようです。ありがとうございました。
ユズココさん ( 神奈川県 / 男性 / 31歳 )
回答:4件
投資計画について
ユズココ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、毎月コツコツと2万円ずつ積み立てていかれるのでしたら、投資信託がベターでしょうね。
ETFは、信託報酬が安く、個別株取引と同じように指値注文もできる点が魅力ですが、分配金は自分で再投資しなければならないなど管理が面倒な点もあります。
確かに、初めて資産運用に取り組まれる方にとっては、コストは気になるところですが、一番大事なことは、言うまでもなく、計画通りに、目標の時期までに、目標の資金を確保した上で、ゴールを迎えることです。
ですので、ポートフォリオの管理のしやすさなど、よく想像力を働かせて、最適なツールを選択しましょう。
それから、ヘッジファンドについては、専門家に購入までのサポートをしてもらえば、素人だから難しいということはありません。
ただ、ヘッジファンドの投資戦略を理解するのは、素人では難しい場合もあります。
当然ながら、運用成果が保証されているものでもありませんし、運用の中身が理解できないと、不安を抱えたまま過ごすことになるかもしれません。
であれば、今は、個人投資家でも、株価指数の先物取引やオプション取引などが使えるのですから、自分で透明性の高い方法でリスクヘッジをしていくという手もなくはありません。
もちろん勉強は必要ですし、それなりの資金が必要な場合もあり、簡単ではありませんが、ご自身が成長するためにも、取り組んでみる価値はあるのではないでしょうか。
さらに詳しくは、個別にご相談いただければ幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
ご質問のケースでは、投信を用いた方が良いでしょう!
はじめまして!“ユズココ”さん。国際フィナンシャルコンサルタントの荒川雄一です。
さて、ご質問拝見しました。
色々と勉強され、取り組まれていらっしゃいますね。
まずご質問の件ですが、一定時期に定額を購入するという「ドルコスト平均法」の利点を考えると、私は投資信託をお勧めします。
確かに、購入手数料や信託報酬は、一般的にETFより投信の方が高いですが、そのコスト以上に、「市場価格の変動リスク」のほうが留意すべきだと思うからです。
ある意味「自動的」に買い付けを行ってくれる投信積立のほうが、「買付価格の平準化」や「投資資金の管理」、また、“投資タイミング”などに気を使う必要がありません。
ETFを毎月一定時期に購入できるご資金であれば、ETFでもよいと思いますが、とりあえず1-2万円から開始されるのであれば、投信がよいでしょう。
また、ヘッジファンドについてですが、一口にヘッジファンドといっても、その運用スタイルによって様々なものがあります。
概して言えることは、株式や債券投信(ファンド)などと違い、「市場の下げ相場」でもリターンを上げようとするのがヘッジファンドの特徴です。
従って、積み立てで投資をすることも問題はありませんが、どちらかというと株式や債券投信(ファンド)は「積立投資」、ヘッジファンドは「一括投資」で考えられた方が全体のバランスは良いと思います。
補足
以下にヘッジファンドをはじめ、「海外分散投資の入門書」並びに、「ポートフォリオの考え方」の書籍をご紹介しますので、ご興味があれば参考としてください。
書籍タイトル 着実に年10%儲ける 「海外分散投資入門」
~“ほったらかし運用”でラクラク資産づくり~
出版社 実業之日本社
価格 1680円(税込)
http://ifa-japan.co.jp/book1
書籍タイトル 「海外ファンドのポートフォリオ」
― 経済危機にも動じないオフショア分散投資法-
出版社 パンローリング社
価格 2940円(税込)
http://ifa-japan.co.jp/book2
また、初回無料の個別ご相談も受け付けておりますので、ご不明点などあれば、お気軽にご質問ください。
https://www.ifa-japan.co.jp/mailform/form3.cgi?type=form_mail3
ご参考となれば、幸いです。
評価・お礼

ユズココさん
ご回答ありがとうございます。ETFの「市場価格の変動リスク」について教えてください。あまり意識していなかったのですが、確かに市場で売買されるからには投資信託の運用以外にもETF自体の売り買いの影響もあるのかもしれません。ETFは指標からの乖離が投信よりも大きくなるものなのでしょうか?
回答専門家

- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
世界中の優良ファンドを用い、貴方だけの運用プランを提供します
信頼性や人間関係を重んじながら、「海外分散投資」のコンサルティングにおいて、“末永く”お客さまをサポートしたいと考えております。単なる金融商品の紹介ではなく、お客さまの「人生設計」に合った“あなただけのオリジナルプラン”をご提供いたします。
荒川 雄一が提供する商品・サービス

吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
-
少しずつアセットアロケーションを構築するように・・・
はじめまして、ユズココさん。
FP事務所 マネースミスの吉野裕一です。
早い内から資産形成を考えられて運用をされるのは良いと思います。
まずETFと投資信託では、購入金額の違いが出ますね。
ご質問にあるようにある程度資金があるのであれば、インデックスファンドを購入してETFへ乗換をする必要はありませんね。
ただ月々2万円の資金という事ですので、まずはインデックスファンドの購入になりますね。
ヘッジファンドもリスクヘッジは出来るかも分かりませんね。ただリスクを伴うのも事実です。
現在考えられているのは、先進国と新興国の株式投信での運用になると思いますが、ある程度の期間の積立で資産が増えてきたときには、債券型のファンドを組入れたりしていかれると良いと思います。
また、先進国と新興国の分散ではなく、国内・国外といった様に将来的には細かく分散されると良いでしょう。
既に国内株式での運用はされているという事ですが、個別株でしょうか投資信託でしょうか?
安全な運用を目指されているのであれば、個別株より投資信託の方が分散投資がされており良いでしょうね。
また先には債券購入も考えられておりますが、こちらも投資信託での運用も考えられると良いでしょう。
新興国の債券ファンドも多くあります。
老後資金としてお考えのものは、積極運用で運用を目指されても良いと思いますが、リスクヘッジをしておくのも考えておかなくてはいけませんね。
評価・お礼

ユズココさん
回答ありがとうございます。追加でご助言いただけないでしょうか?
(1)国内株式への投資
現在は小型の個別銘柄を複数保有しています。TOPIXか日経平均に連動する投信も考えましたが、ここ20年伸び悩む株価から投資対象として不適と感じ個別銘柄にしています(成長がまだ見込める海外株式は考えています)。国内株式の投信は投資先として有用なのでしょうか?
(2)海外債権の投信
債権は株に比べて購入しやすいので、マージンが取られる投信より資金をためて直接購入するほうが良いと考えています。投信のメリットは何でしょうか?地域の分散はあると思いますが…。海外債権は米ドル・豪ドルのゼロクーポン債を想定していました。

吉野 裕一
良い評価を頂き、ありがとうございます。
投資信託への投資は、やはり分散投資が出来る点が大きいですね。
安定的な運用を考えらるのであれば、個別銘柄よりは安全に運用できると思います。
また小額でも投資が可能という点もありますね。
ある程度の資金をお持ちでも、個別銘柄の購入よりは投資信託のほうが分散をする事が出来ます。
既に資産運用をされているようですので、リスクに対しても許容されているのであれば良いのでしょうが、安全な運用というと分散をされる方が良いと思います。

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
ETFとインデックス・ファンドの購入判断の基準について
ユズココ 様
初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資をパッシブ運用としてお考えですので、本来であればETFをお勧めするのですが、毎月の積立金額を固定されるのであればインデックス・ファンドをお勧めします。
両者のメリット・デメリットを簡略に述べます。
1.積立額を2万円(小額の場合)に固定するのであれば、インデックスファンドをお勧めします。銀行引き落としが可能ですから、面倒がありません。
ETFの場合には貯金に貯めるか、取引口座でMMF・MRFの購入で貯めるかが必要になります。
2.手をかけずにとのご希望について
ETFには再投資の手法が使えません。ETFの場合には分配金をMMFなどで残し、購入単位の金額が溜まる都度購入手続きが必要になります。
3.コスト面での比較では、
信託報酬ではETFが勝ります。但し、小単位のETFの購入では売買手数料のコストが生じます、
ご選定のインデックスファンドはノーロードですので、この比較も必要になります。
4.上記を勘案し、私は積立の場合にはリレー投資をお勧めしています。
ヘッジファンドへの投資をお考えとのこと、私はお勧めしていません。
多くのファンドと同様、当該ファンドの良し悪しは分かりません。
また、成功報酬などのコストも高く、投資判断の一つである、成果とコストの関係からコスト高のものは避けるようお勧めします。
折角パッシブ運用をご採用になられるご様子ですからねパッシブ運用の比重を高めることをお勧めします。
評価・お礼

ユズココさん
ご回答ありがとうございます。補足にも書かせていただきましたが余裕資金はあるので、年24万円(最大50万)を先進国および新興国株式のETF購入に割り当てて、パッシブ運用をしていこうと思います。ETFを時間分散で購入する場合、ドルコスト平均法のような平準化はどのようにして行うべきでしょうか?購入上限を決め、口数を手動で調整するのでしょうか?1回あたりの最大購入金額が10万程度だと、なかなか難しいかなと思います。何か良い方法はないものでしょか?

吉野 充巨
好評価を頂き有り難うございました。
ETFの購入に関し、国内市場で購入する場合には、単位口数が購入可能金額が出来次第都度購入でも構わないと思います。現在は単位が10口程度の購入ですから都度の購入でも左程負担にはならないと思います。ただ、購入頻度を多くして購入金額が少ない場合には、売買手数料の累積が思わぬコスト高を引き起こします。年に数回程度の購入頻度をお考えください。
ドルコスト平均法は、条件によっては良い投資法ですが、本来はニュートラル(よくも悪くも無い)な購入方法です(このことは何回も日経等の紙面や投資の本にも書かれています)。あまり気になさらないほうが宜しいかと存じます。
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