おはようございます、今日は湾岸戦争の開戦日です。
34年も前ですか・・・世界の様相も、少し変わったように思います。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
会計の自動化について、まだ全面的に処理を任せる段階ではない点に触れました。
相当程度の自動化は進んだけれど、まだ完全自動化は無理な感じ。
この曖昧なところの要因として、税務の存在もあります。
実際に経理処理を行うためには、その背景となる税務に対する認識も必要不可欠です。
実際に会計ソフトの自動処理機能をみてみると、かなり細かく税務の取り扱いも紹介されています。
しかし、結局はソフトを使う張本人が「税務上の課題」について認識していないと、対応ができません。
ところがソフト使用者は「自動処理に間違いはなく、申告ができれば問題なし」くらいの認識です。
実際、税務申告自体は簡単にできるのですが、その内容は・・・という事例も多々。
あとで課税庁から問い合わせがあり「自動化じゃなかったの?」という不満がでることもあるようです。
ただ、残念ながらこの場合、責任を負うのはソフト企業ではなく、納税者本人です。
ここらへん、やはり自動車の自動運転に関する議論と同様の筋道になっています。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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